ニクガタナ

マローボーン家の掟のニクガタナのレビュー・感想・評価

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)
3.7
アメリカの田舎に佇む古い一軒家で、マジでモンスターなペアレントに怯える、イギリスから逃げて来た子ども達のお話。全く予想してなかった結末。なるほどなぁ、だから鏡をしまうのね。人外の者が出て来そうで出て来ない、技巧凝らした見事な脚本。上手に引き込まれて信じ込まされた。音楽も絵作りもオーセンティックな英米映画な感じだが、監督と製作総指揮はスペイン人。そしてそもそもスペイン映画。ロケもスペインで海岸沿いの田舎の景色が美しい。美術、撮影も素晴らしい。イギリス人俳優集めた設定上納得のキャスティング。迫真の演技で主人公を演じたジョージ・マッケイの柔らかいイギリス人顔が好き。アーニャ・テイラー=ジョイは慈愛に満ちた役柄にハマって大変魅力的。恋敵の弁護士が卑しくやらしい顔つきでいい味出してた。ハッピーエンド…かな?
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