アキラナウェイ

マローボーン家の掟のアキラナウェイのレビュー・感想・評価

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)
4.4
【ほら、ホラー、怖くないヨ】
第14弾!

「1917 命をかけた伝令」で見事なラストランを披露してくれたスコ役のジョージ・マッケイくんとアニャちゃん目当てで鑑賞。

ジョージ・マッケイくん、調べてみたら、「はじまりへの旅」のお兄ちゃん役で出演していた!!お兄ちゃん役へのハマり様は天性の賜物ですか?そして、色々と「背負う」役が上手いなぁ。今回も、しっかりとお兄ちゃんであり、背負っている。

1968年、過去から逃れる様に、母ローズと4人の子供達はイギリスからアメリカの田舎町に移住してくる。ローズの生家であるマローボーン屋敷で、彼らの新生活が始まる。しかし、程なくしてローズは病に倒れ、還らぬ人となってしまった。そして残された子供達には、守らなければならない掟が言いつけられていた。

…これは!!
……これは!!
面白い〜〜〜!!
面白いけど、ネタバレ厳禁だ…!!
絶対絶対お口チャック。

という事で、ストーリーの核心部分には触れずにレビュー。

先ずは、4人の子供達+アニャちゃんの5人の若き俳優達が皆んな素晴らしかった!!

長男ジャック役のジョージ・マッケイくんについては前述の通り。責任感の強い長子ジャックを好演。

長女ジェーン役はミア・ゴス。失礼ながら地味なお顔立ちで存じ上げなかったけど、実生活ではシャイア・ラブーフと2年の婚姻歴あり!!調べてビックリ!!

次男ビリー役はチャーリー・ヒートン。雰囲気がデイン・デハーンに似ていて、カッとすると手が出るタイプな顔立ちで、性格もまさにそれ。勝気な次男役がハマり役。

そして末っ子のサムを演じたマシュー・スタッグくん!!めちゃんこ可愛い〜!!色々訳アリ家族で苦労が絶えないマローボーン家で、泣いたり笑ったり、可愛さを振りまいておりました。

兄弟達と仲良くなるアリーという少女を演じたアニャ・テイラー=ジョイ。闇を抱える兄弟達に寄り添う姿が印象的。

序盤で、暗転した後、時間が飛んだ気はしていた。

あれ?あの後どうなったんだろう?
ジャックの額の傷は?
天井に広がるシミは何だろう?
鏡を隠さなきゃいけない理由は?
↑この秘密を知った時が1番衝撃的!

彼らに課せられた重く苦しい過去を知り、その謎が少しずつ明かされていく展開に目が離せない。

最後の秘密が明かされた時、胸が締め付けられて切なくて堪らなかった。