ポスターの雰囲気だけでチェックしていたものの、映画館では観れなかった今作。
由緒ある名家に伝わる掟(孤立した屋敷自体?)から引き起こされるホラーと想像していたので、あまりの悲しさに胸が詰まりました。
※※※ 以下ネタバレかも💧 ※※※
●弁護士トム
気の毒だけど、ストーリー展開や伏線のキーを担う役でした。
彼は彼で都会で活躍したい、アリーと交際したい、等色々な欲求があり七転八倒していただけ。ただ自分の欲望のために、他人の不幸を利用したから因果応報。
最期アリーが駆け寄ってくれたのが、せめての慰めに見えた。
●長男ジャック
演じるジョージ・マッケイが「1917」のイメージが強くて、いつ走りだすかとつい身構えてしまった。
(熱演でしたが疾走するシーンはありませんでした)
「ママのところに僕も行きたい。ひとりぼっちで隠れているのは嫌だ」サムとして訴え掛けるこの科白はジャックの本音だったのでは😭
●次男ビリー
実力行使部隊の隊長でも殺されたのが悔しい。
一般的に次男は要領のいい子が多いが、地味に損な役で1番不憫だったかも🙏
●三男サム
彼1人だけ年が離れていること、父親が不在なことは関係している?と引っ掛かっては、いた。ジェーンがあくまでも母親がわりか、本当に母親かは明言されなかったけれど。。
愛くるしいサムが出てくるだけで、緊張感が緩んでホッとしました。
●母親ローズ
生活力のない母親であり、呆気なく病死してしまう。この母がもう少し逞しければ、子供たちの未来も変わっていたのではないか、と思うとつらい。。なによりこの母が遺した言葉がジャックの呪縛になってしまったのではないか。ホントつらい。
母親本人が親兄弟も友達も誰も頼れる相手がいなくて孤独だった😭
●父親 姓フェアバーン
エンドロールではMonsterになっていた💧
言葉を発しないのがなぜか分からない。
(喉を刺される前から話さなかったでしょ。屋敷に姿を現したときも銃声だった。。)
なにもかも省略されていて正体不明。描写に値しない存在で終わったか。
●アリー
聡明で強く逞しい彼女がいることでジャックは本当に救われたと思う。
グリーンの衣装がホントお似合い。
●最も気になった伏線の描写
・屋敷の相続手続にトムがやってきたとき。
殺風景で生気のない屋敷。到頭、トムはジャック以外の誰とも会わないまま退出する。
・サムが「ひとりぼっちで隠れているのは嫌だ」とジャックに訴え掛けたとき。
ジャックが返したのは「ひとりじゃないよ」に続いて「アリーがいるよ」
!?僕(たち)がいるよ、ではなく…?ここの違和感でもしや🤔と疑い始めるきっかけに。
●観賞後の印象
何かに似てる。。記憶をたどると「others」が浮かび上がった。
Filmarksで似ている作品のトップ😓に載っていることには後で気がついた。
あまりにもやりきれない悲しさが募るので、思いっ切りおバカなコメディをつぎに観ようと思った。