Kazu

ゴッズ・オウン・カントリーのKazuのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます


『ブロークバック・マウンテン』
と見比べてしまうシーンもありますが、
時を経て、時代が変わり
今作には明らかに希望が見出されている。

しかし、イギリス、ヨークシャー地方の田舎であり閉鎖的なコミュニティではまだまだ許される事の難しい恋愛だ。

ジョニーは生まれ育った土地に執着し、父親からの牧場を受け継ぐ為に自分の感情を押し殺し抑圧された生活している。

日々の労働の中に幸せや、楽しみを見出せず、心を閉し誰にも優しく接する事が出来ません。

ある日、ルーマニアからの移民季節労働者ゲオルゲが牧場にやって来る。
最初は衝突し合いゲオルゲに挑発的なジョニーだったが、彼の存在、彼の優しさがジョニーの心を溶かしていく。

ゲオルゲのまるで女神の様な無償の愛はどこから来ているのか?
と、少し疑問でもあったのですね。
鑑賞後、フォロワーさんの熱いレビューを拝読すると、

この作品は『ブロークバック・マウンテン』を受けての作品なんだ。と言うレビューを読んで、なるほど〜👏
すべてが腑に落ちました。

そして、ジャックの夢をジョニーとゲオルゲが叶えてくれた作品なんだと、
いゃぁ〜深い。

世界中で深刻になっている高齢化社会、介護問題、そして人種、同性愛差別、様々な重いテーマも含め、圧倒的な大自然をバックに美しい世界観で描かれた今作、
時を置いてまた観たい作品のひとつです。




追伸
兎にも角にもゲオルゲがかっこよすぎて、久しぶりに目がハート😍になりました。
Kazu

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