親の介護と牧場の牛や羊の世話も頑張ってるジョニーは偉いんだけど、最初はどうせ俺なんかとくさり過ぎてこの映画大丈夫なのかと心配してしまった。
でもゲオルゲと出会って恋に落ちて、そんなグレーな日常がキラキラと変わっていく様が何とも幸せで、ふと映画を観ている事を忘れていました。
ジョニーに思い切り甘えられてもクールな態度だけど口の端が嬉しさで笑ってるよ、ゲオルゲ！
ゲオルゲがジョニーにパスタを作っていてくれるところ、ジョニーのお皿のペンネを一つパクっとして、んん塩気が足りない！という顔で塩をふりかけてまた一つパクリ、ん！これでOKさあ食べてくれというシーンに目がハート。ジョニーの表情がだんだん優しくなっていくのがもう…！テーブルに小さな花を飾ってくれるゲオルゲ、カップラーメンみたいなの（クスクスとかっぽい）にお湯を入れてくれるゲオルゲ、もうゲオルゲが好き〜〜！
「変わりたいんだ」とゲオルゲに、そして車椅子の父に、自分の気持ちを伝えるジョニーに泣きました。
とそれを受け入れる父のシーンも良かった。自分も高齢の親を持つ中年なのでしみじみとしました。
男性同士の恋愛という事で、CMBYNを思い出すけれど、CMBYNは終わってしまった一夏の恋を思うのがまた美しくあるけれど、この映画はここから力強い未来に向かって行くと感じさせてくれるのがうわわぁん！と心が震えました。
