skm818

ゴッズ・オウン・カントリーのskm818のレビュー・感想・評価

3.7
気難しい父親と祖母とともに暮らす牛飼いの青年。農場は昔ながらのやり方で経営されていて人手もない。ルーマニアからきた青年を雇うことになる。主人公とその青年は恋仲になる。ちょっと前半寝てしまってて、この2人が仲良くなった過程というのがよく分からんのだが、主人公がゲイだというのはすでに示されてたので、まあこうなるわな。2人が仲良く戯れてるのを見た後で父親が倒れる場面があったので、これは家族が激怒して雇い人を追い出す流れか?と思ったら、さすが今どきの映画で、そこは全然問われねえんだよな。祖母も父もゲオルグにはいてほしいと思ってる。息子のことは心配だがそこには口を出さない。でも主人公は、父親が倒れてもう回復の見込みがないことや牧場の経営が傾いている現実に直面したくなくてゲオルグにちらっと説教された後パブで浮気をしてしまう。で、傷ついて怒ったゲオルグは出て行ってしまうんだけど、最終的には主人公が考え直して彼を迎えに行くんだよなあ。これお父さんとおばあちゃんがちゃんと彼の頑張りを評価してくれて愛しているということを示してくれたということも大きいんじゃないかな。主人公は父親のやり方を変えることで諍いになるのが嫌だったんじゃないかなあと。でも愛する人ができて、父親も、お前はよくやったと言ってくれて、変わることができたという感じを受けた。
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