近くの単館系の映画館でやっていたので、フラッと。なんか無駄にエロかった。
同性愛ものでいうと、やっぱ連想するのは「君の名前で僕を呼んで」だけど、あちらがどこまでも甘美でどこか浮世絵離れした世界観に対して、こちらはどこまでも土臭い感じ。田舎で家業を継ぐことになったジョニーの閉塞的な世界と、どんよりとした空模様とが、観ているこちらの気分も滅入らせるような空気感だった。
短期間のお手伝いとしてやってきたゲオルゲと、最初は反発しながらも、徐々に惹かれあっていく様は、同性愛ということを除けば良くある話。「君の名前で〜」もそうだけど、ゲイであることの葛藤とかいちいち描かず、純粋なラブストーリーにしているのが時代だなぁと。
色々と結構生々しい描写も多めだけど、綺麗なところだけを描かないからこそ、2人の恋愛模様がベタベタになり過ぎず、ちょうど良い塩梅だった。
