どうか末永くお幸せに…！
先日「ブロークバック・マウンテン」を観てそのままだと辛かったので。
前半諸々のシーンでフラッシュバックするものの、思慮深く優しいゲオルゲに安心感を得ての後半。
流され諦め人を羨むばかりで抗うこともしなかったジョニーの変化と、それを支えてくれる祖母、父、ゲオルゲとの各シーンが良かったなぁ。
今作の物語はジョニーの話の部分をピックアップしてあるだけで、3人の今までの人生も伝わってくるのが凄い。
田舎の保守的な街であることは間違いないし時代ではなく人だとか色々な意見はあると思うけれど、やっぱり今だからできる選択だとも思うのでね。
たった10年前でもこのエンディングは受け入れられたか分からない事を考えると、今この作品がウケるのは希望があるよね。
ところで。
ブロークバック・マウンテン、直接の関係はないの？
オマージュっていうかそのままだよね？
印象的な所だけでも背後での裸、青いパーカー、小山(テント)に入った時のセリフ、じゃれているところをお父さん(雇主)が見ていたり、立ち○ョン、牧場と羊。
こっちを後で観て本当に良かった。救い。
(全然こんなに閉鎖的ではないし背負うものもそんなに無いけれど)田舎の農家の保守的がいきすぎて100年前の価値観で生きていて批判と差別主義もいいとこな家で育った身としては、彼らの選択には励まされたり共感したり。
いやほんとにゲオルゲが出来た人で良かった。
人生6回目って感じだ。
ジョニーもきっかけさえあれば変われる人だったんでしょう。
お父さんの「make you happy？」
一歩踏み出す時の指針にしたい言葉だ。
モザイク！！って言われるのも分かるけど、あまりにそのままだと勧めづらい人もいるのでこのくらいが落とし所でしょう。
1本ずつがとても素晴らしい作品ではあるけれど、「ブロークバック・マウンテン」「ゴッズ・オウン・カントリー」はセットで勧めたい映画でした。
