horahuki

シスターのhorahukiのレビュー・感想・評価

シスター(2014年製作の映画)
2.8
養子として家に迎えた双子の少女が突然取り憑かれたようにおかしくなり、周りの人が次々に失踪し始めるサスペンスホラー。

監督が撮影当時14歳だったというのが驚きです。14歳でこんなの撮れるのが単純に凄いと思うんですけど、それ以上にどういう経緯で映画撮らせてもらえることになったのかが気になる。めっちゃ実家が金持ちとか、製作会社の重要なスポンサーの家の子とかなのかな。

あらすじ…
里親として双子の少女を家に迎え、最初は3人で楽しく暮らしていたが、ある日を境に双子の様子がおかしくなる。それと同時に、家の近くで気味の悪い男を目撃するようになる。里親を取材するテレビスタッフが来て、インタビューしてる時に、いきなり里親が失踪。いったいこの家で何が起こっているのか…という話。

フィルマの評価も低いし、監督が14歳ということでダメダメなポンコツ映画かと思ってましたが、これが割と面白かったです。

演出や構成がうまくいってるかというとかなり微妙で残念な出来なのですが、物語自体はしっかり考えられていて、少なくとも14歳で撮ったとは思えないクオリティ。

まず糸電話を使った暗闇演出が面白い。一本の糸で、暗闇が広がる彼方と繋がってしまったかのような恐怖シーンはナイスなアイデア。かなり唐突ではありますけどね。カメラの端に突然現れる謎の男の映し方も、明らかに場違いな異物感を纏っていて不穏な空気を醸成するものとして凄く良い。

ただ気になるところも多かったです。まず、シーンの繋ぎ目が雑過ぎて見づらい。それぞれのシーンがどこかで見たことあるようなものばかりで、今まで見た好きなホラー映画の好きな演出を乱雑に繋ぎ合わせただけのような印象を受けます。ひとつひとつのシーンに脈絡がないんですよね。双子の少女以外の登場人物たちは、どっか行って戻って来ての繰り返しで、リレー形式で次々に変わっていくのですが、特に良い効果を生んでいたとは思えず、まとまっていない印象。

ただ、それぞれの演出は最低限のツボを押さえてるものが多くて良かったです。でも好きな演出をコピーしてるようなもんなので監督の力量かどうかはちょっと微妙ですけどね(^_^;)恐らく、めちゃくちゃホラー映画が好きなんだろうな〜と思います。14歳でこんなの撮れるのなら将来有望ですね。いずれ大傑作を撮って欲しいです♫