バイスの作品情報・感想・評価

上映館(22館)

バイス2018年製作の映画)

Vice

上映日:2019年04月05日

製作国:

上映時間:132分

あらすじ

「バイス」に投稿された感想・評価

クリスチャン・ベイルのディック・チェイニーもサムロックウェルのブッシュも似すぎ。
クリスチャン・ベイルはThe Fighterではガリッガリの薬中、American Hustleではハゲのデブを演じたりと、無茶な肉体改造しまくってて怖い。

もともとろくでなしだったディック・チェイニーは嫁にケツ叩かれてラムズフェルトのもとで働くことになる。
実際には能力がなくても権力を持った人間と近いポジションを得て気に入られれば、自分の地位を上げていくことが可能っていうのはよく見る。
序盤、彼が小さな自室を与えられたときはぼんくら感丸出しで自室を得たことを喜んでいたし、喜びのあまり自室の電話から家族に電話をかけていたが、経験を積むに連れそのぼんくら感は薄れ、いかにも”偉い政治家”的雰囲気をまとっていくその変貌ぶりがすごい。

そして、イラクの石油目当てにイラクへの戦争を狙い始める。
そこで911テロが起きてアルカイダとイラクを強引に結びつけ、何十万人もの死人を出したイラク侵攻を決定するわけだが、ディック・チェイニーが家族との食事や乗馬を楽しむ一方で、爆破されるハマーや爆撃に怯えるイラクの家族を交互に映すシーンは目に焼き付いて離れない。

作中、釣りのシーンが象徴的に何度か入るが、彼は政界において国民やブッシュを疑似餌で釣っていたわけだ。


共和党が石油系シンクタンクから資金を得ていることや、支持層に福音派が多いことを知っていると、彼がなぜ石油系の企業でCEOをしているのかイラクの石油を欲したのか、娘が同性愛者にも関わらず政治の場では同性愛者を否定しているのかがよく分かる。

51本目
flight to NY
ながら見してしまった
やっと観れました『バイス』

65/2019
Nyoromo

Nyoromoの感想・評価

3.2
子ブッシュ大統領がそっくりだった

呑んだくれてた日々からガラリと自分を変えたチェイニーに驚きと尊敬の思いでいっぱい!

無知な私にはしっかり理解できませんでした、すみません
naokko

naokkoの感想・評価

3.8
チェイニーの政治ゲームでホンモノの戦争が起こったことを考えるとあんまり不謹慎なことも言えないけど、、、

役者さんたちが本人にそっくりで面白かった!
LEGER

LEGERの感想・評価

3.4
アメリカっていう国を肌で感じる映画。ただのディック・チェイニーの伝記映画でもなく、演出がとても凝っていて、エンターテイメント性も高い。最後のシーンなんて、まさに!
そして、別人に完全に変身できたクリスチャン・ベールは、グッジョブ。
題材ばすごく面白いんだけど、演出が前に出すぎてるのが少々鼻につく。
アメリカのチェイニー副大統領の話!

クリスチャン・ベイル主演
エイミー・アダムス、サム・ロックウェル共演

すごすぎる、アメリカの現代の実在の人物の風刺映画
本当に起こった出来事に基づいているとは
チェイニーの色々な行動が、もはやわらえるぐらいすごすぎてびっくり
政治の話が中心だけど、チェイニーの人を説得する語り口、これに尽きると思う
政治とは政治家がうまく話をすれば、悪く言えば丸め込めば、なんでもできてしまうんだなと
今の日本のこと考えると笑えない、、、
実在の人物、しかも存命の人物にここまで描けるとは、今の日本じゃ無理だろうな、、、

描き方がかなり独特、ドキュメンタリー的でもありドラマ的でもあり

主演はクリスチャン・ベイル
もうこれで体作りは卒業と言ってるぐらいの体作りで、めちゃくちゃお腹でてます
サム・ロックウェルのブッシュ大統領はわらえるぐらい顔芸の演技が似てる
deenity

deenityの感想・評価

3.0
今年度のアカデミー賞にもノミネートされ、メイクアップでは受賞している本作。本当はもっと早く見ていましたが、レビューし忘れてました。

まあある意味ではそれが一つの答えであって、個人的には印象が薄く、あまり楽しめなかったというのが本音ではあります。その原因は自分にあって、政治に対する知識が浅く、ましてやアメリカなんて尚更わからないようなテーマだったわけですが、正直そんな自分でも懐かしさを覚えるほどの人物が登場したのは少しテンションが上がりました。ブッシュやパウエルといった子どもの頃にニュース番組を賑わせていた人たちだけでなく、しっかりと顔まで思い出すことのできたのは、まさに賞を受賞するに至ったほどのメイクによる再現度のおかげでしょう。クオリティの高さには衝撃を受けるほどでした。

肝心の主人公であるチェイニーに関しては知りませんでしたが、国でトップクラスの人に堂々と口出しするなどの自分のやりたいように事を運ばせるために、あえて二番手にいることを選んだというのには驚きと怖さがありました。
まずもって冒頭のあの段階からのスタートなのだとしたら、間違いなく大サクセスストーリーだと思いますが、本作はそれをブラックジョークも混じえて思いきり皮肉ってるわけですから、それができるアメリカにはもはやあっぱれの一言です。

自分には役者の演技がああだとか、演出がこうだとか、そういった表面的な部分しか理解できていないのが残念で仕方ありません。これを機に、もう少し政治に知識と関心を持つべきだと反省しました。
重要ポストの民間登用

監督の過去作「俺たち○○シリーズ」を楽しく観ていたが、前作「マネーショート」は金融用語を説明されても、金融に疎く難しすぎてよくわからなかった。本作は30歳以上の人であれば、登場人物は聞いたことがある人物ばかりで、混乱することはないだろう。サムロックウェル演じるブッシュ大統領が、クリスチャンベイル演じるチェイニーよりもひと回り小さいので、ブッシュ大統領のお面をかぶった猿のようで終始笑えた。実際はチェイニーが170cm弱、ブッシュは180cmを超える。

劇中ナレーションで説明をしている人が最後に迎える結末や、チェイニーが中盤に「体の具合が悪いので、民間会社に就職しました。」となり、エンドロールが登場する作り、釣りの意味など様々なところに仕掛けがあり、観ている人を考えさせる構造になっている。
私が特に考えさせられたのは、重要ポストの民間登用。チェイニーは政治家の経験が90年代序盤ぐらいまであったが、その後石油会社に天下りのような形で転職する。しかし、ブッシュ息子が大統領選挙に出馬する際にチェイニーを副大統領候補に指名するのだが、通常の副大統領の上回る権限を取得し、副大統領になる。政権発足直後に911テロが起こる。そこでチェイニーは法律の拡大解釈を行ったり、フセイン大統領の核の所有のでっち上げ等を行う。ここで問題なのが、チェイニーが選挙で有権者の信任を得ていれば、国民には「選んだ責任」が発生するので、我慢するなり次回の選挙で不満をぶつければ良いが、アメリカ国民にはそれができない。因みに竹中平蔵ですら、一応選挙で当選している。

前述の法律の拡大解釈は日本も憲法9条を考えさせられる。
そして選挙に勝つために娘を裏切るような行為をしてでも嘘をつく政治は怖い。

おススメです。
>|