ななな

こはくのなななのネタバレレビュー・内容・結末

こはく(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

小さい頃に父親が失踪した兄弟。成長して弟は家業を継いで立て直し奥さんと幸せに暮らす一方、虚言癖のある兄は実家暮らしで定職につかず。ある日兄が街で父親を見かけたと言うところから父親探しが始まる。。

兄の虚言癖は最初全然共感できなかったけど、父親に捨てられたことがトラウマで、人から関心を持って欲しくて嘘をついてたのかなぁ...。それを思うとお兄ちゃんがずっと抱えてた寂しさが手に取るようにわかるような気がして泣きそうになった。
いい人に思える弟も、実はやってることは自分たちを捨てた父親と同じ。回想シーンの父親母親の見せ方とか、覚えていないと思い込んでた子供の頃の記憶がだんだんあぶり出されくる。

それらが全部伝わってくる港町の修理工場のシーンは本当に素晴らしいなぁ...

ただ全体的に設定年齢が若めなのにちょっと違和感。特にお父さん若すぎじゃない?

でも、ゆったりとでも前に進んでいく映画の雰囲気にエンドロールの曲がすごくしみてあったかい気持ちになりました。

井浦新とアキラ100%が似て見えるのが不思議。てかアキラさんすごくよかったー俳優としてもっと見たいなぁ。
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