もとこ

ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンスのもとこのレビュー・感想・評価

3.0
やなぎみわのMy Grandmothersを思い出した
若い女性が自らのおばあさん像をイメージして、そのとおりのビジュアルにするっていう作品
そもそもおばあさんになんかなりたくないよ、いまが女盛りなのにって子たちがしわしわに化けて、でも生き生きと魅力をまき散らしているっていうのがなんともユニークでだいすきだ(これをみるとアンチエイジングとかバカらしくなる、歳を重ねるのは美しくて尊いことなんだ)
「はて、自分はどんなおばあさんになりたいだろう?」ってちょくちょく考えていたけれど、ヴィヴィアン・ウエストウッドは結構自分のそれに近いかもしれない

芯があってパンクなのにどこかエレガントで77歳でチャリ乗って、ヒール履いて、まっピンクのアイライン引いて…

そのスピリットを少し味方につけたくてこのブランドの服に熱をあげてた10代の頃を思い出した
自分には高かったけど、でも貯めたお金で袖を通したときの感動はヴィヴィアン・ウエストウッドがいちばんだったかも
なんていうかエネルギーがある
生きて、毎日と闘う服
ストーリーがある服

一筋縄ではいかないほうがなんだって楽しい、服だって、人生だって
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