KANA

ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンスのKANAのレビュー・感想・評価

3.7

シャネル、サンローラン、トム・フォード、ディオール、マノロ・ブラニク、、等、ファッションデザイナー関連の映画もそれなりに観てきてるかな…?
今回はパンクの女王、ヴィヴィアン・ウェストウッドのドキュメンタリーを🇬🇧

パンクでありながらシックでセクシーなヴィヴィアンのデザインは元々好きなだけに、そのヒストリーや人となりには釘付けだった。
特にマルコム・マクラーレンとの関係。
セックス・ピストルズありきでなく、デザイナーのしてヴィヴィアンとのパートナーシップありきのピストルズだったんだ!
アートスクール出身ならではの彼のファッション感覚と時代のムーヴメントを先取りしたセンスがヴィヴィアンと共鳴し合ったのもすんなり納得。

過激でアヴァンギャルド、かつ伝統的でエレガントでもある彼女の世界観はヴィジュアルだけでも十分楽しめた。
に加えてお金儲けに全く興味がないことや、自ら北極に足を運び融氷の様子を見て地球温暖化を肌で実感し環境問題にも取り組むなどの意外な側面も知れてよかった。
感性の塊なだけでなく、ロック魂溢れつつ繊細な自己表現の仕方、気品を忘れず男性を虜にする魅力など…ココ・シャネルとともに憧れる生き方。

大好きなケイト・モスが登場し、インタビューでヴィヴィアンのことをテンション高めに“She's just my Queen!!"と満面の笑みで言ってたのも嬉しかったな♪

ドキュメンタリーなので映画としてはほぼ散文的なんだけど、
ボレロが壮大に流れる終盤の演出はすごくアーティスティックで素敵だった。

私事ながら昔『NANA』が流行った頃、とあるハロウィーンパーティで彼と思いっきりパンクファッションしたことがあり⚡(NANAならぬKANA笑)️、
その時のタータンチェックミニスカがヴィヴィアン・ウェストウッドのものだったのを思い出した💜
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