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ミレニアム・マンボのTenKasSのレビュー・感想・評価

ミレニアム・マンボ(2001年製作の映画)
4.5
2001年、退廃を絵に描いたような生活。
その裏には新世紀に色めき立つ世間があったはずで、その対比が映像としてなされなくても感じ取れる。束縛と繰り返しこそが停滞と退廃を強く感じさせる。ビッキーが自分を三人称で語る様からも他人事的な物事の捉え方が伺え、ある種の諦観としても捉えられる。
救いが日本の夕張というのはなんでだろうという感じ。日本映画へのラブレターなのか…?
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