あっくん

カリンカのあっくんのレビュー・感想・評価

カリンカ(2016年製作の映画)
4.8
気になっていた作品を消化中ですが、心から引きずる作品を連続レビュー中💦
自分のレビューを含めて、現在たったの16レビューと思えない衝撃の実話!!Σ(゚Д゚)
多くの方に知って欲しい作品かと思います💦

🇫🇷🇩🇪あらすじ
2009年
フランスのホテルにてフランス人高齢男性のアンドレ・バンベルスキーが何も抵抗せずに逮捕された。

1974年
モロッコにて奥さん、姉弟のお子さんの家族4人で住んでいたアンドレ。
とある事故がキッカケで家族の絆にヒビが入ってしまう出来事が起きてしまうが、これは不幸の序章に過ぎなかった…。

1982年
フランスに住むアンドレは子供達が夏休みに元奥さん・ドイツ人の義父が住むドイツへと旅立つが、それが14歳の娘カリンカの元気な姿を見た最後だった…。
突然亡くなってしまった娘の大きなショックを受けるアンドレだったが、ドイツから送られた娘の検視報告書が何故か届いておらず、調べるも不審な点だらけ…。

薬?
暴行による内出血?
まさかの強姦の痕!?
…なのに何故かもうドイツ警察により解決済み!?
犯人が分かっているのに何故裁けない!?

そしてアンドレは、亡き娘の為に長きに渡る戦いが始まった…。

🇫🇷🇩🇪感想
また一つ、エグい実話を知ってしまいました…。(-_-;)
本当に胸糞悪かったです💢ヽ(`Д´)ノ
とても実話とは思えない不公平さ💦
この事件だけでなく、ひたすら罪を重ねる鬼畜犯人を庇い続けるドイツ政府や、納得がいかないあり得ない裁判結果の連続に怒りを覚えます💢(# ゚Д゚)
ヨーロッパの法律に正義という意味を分かっているのでしょうか?
疑問しか浮かび上がりません💦
そして今回の場合は、異国同士での国際取引の裁判管轄の難しさも感じ取れます💦🤔

悲劇の事件はアンドレや周りの人達だって大きく変わっていきます…。
事件によって人生が変わった主人公アンドレの壮絶な27年間は言葉を失うものかと思います。
自身の日常生活や仕事も捨て、独自に事件を調べ上げる父親としての執念を強く感じ取れます💦(墓に入った亡き娘の遺体を再度検視した事も💦)

その想いは…
娘を守れなかったという後悔…。
残酷な犯人に対しての猛烈な復讐心…。
…亡き娘の為に独自で信念を貫き通し、娘に対する父親の愛が解決へ導いてくれたその姿…。
凄すぎです…。Σ(゚Д゚)

そんな長きにわたる事件をたった87分で纏めています。(こういったジャンルは短くても100分以上かと思います。)
若干情報が足りない部分があっても、よくこの短い上映時間内に纏めた事に驚きを感じます。
🇫🇷🇩🇪キャスト
監督はヴァンサン・ギャラン。

主人公アンドレ役のダニエル・オートゥイユ(画家と庭師のカンパーニュ、隠された記憶、家なき子 希望の歌声、王妃マルゴ)

医師クロンバッハ役のセバスチャン・コッホ(ブラックブック、良き人の為のソナタ、ダイハード・ラストデイ、リリーのすべて)

元奥様ダニー役のマリ=ジョゼ・クローズ(潜水服は蝶の夢を見る、ミュンヘン、誰のせいでもない)

アンドレの恋人セシル役のクリステル・コルニル(サンドラの週末、シスタースマイル ドミニクの歌)
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