紅茶

サイコパス-連続殺人犯たちの夜-の紅茶のネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

 微妙すぎた。
 この手の作品にしてはタイトルと副題がピッタリでそこだけ好感。それに、カオスって意味ではイイんだけどね~。

 ヘンリースタークウェザーが満月の夜に処刑されてから、サイコパスな闇人間が広がったってナレーターが言うけど。お前の存在がチープ感増してんだよって思ってしまったわ。

 仮面男はイイ感じ。銃じゃなくてスコップでヤッて欲しかったけど……死体シーンの画面の暗さから嫌な予感が始まったね。
 パトカー燃やしたりな炎の広がり方で、判断はもう少し先にと思ったが……。次の髭男の絞殺シーンでこの映画の質って分かっちゃったよね……。
 正直、またか~……だよ。死体を作る側の顔芸よりも死体になる側の顔を映して欲しいんだよな。B級どころかC級レベル。
 まぁ低予算物だし、煽り文句に惹かれちゃったわけだけどwww

 安っぽいミュージカル始まってポカーンしたりもしたけど、まぁ彼女はイイ味だしてた。良い狂気を見せてくれた。
 ただ……暗闇の中で、センセーショナル風に血と音のフラッシュ。いやいや、クソかよwwwちゃんと殺害シーンうつせって!wライトをぶれぶれでホラーな雰囲気だしたいんだろうけど、マジ最悪。視点をコロコロ変えたり、劇場型に見せたり、ナレーターいい加減にしろ。
 ブレンダの首絞めシーンはまぁ悪くなかったし、お面男は色んな仮面で死体を作っていったりも悪くないよ? でも全部銃殺はクールじゃない。是非、もっと色々な武器を使って欲しい。(願望)



 構成をぐちゃぐちゃにする事で最後まで観るとドコとドコが繋がるかがわかったり、殺しも殺されもみんな狂ってヤリあったってトコとか好きよ?
 でも不快。
 稀にみる不快さ。
 何が不快って、死体はしっかり見せない、出血量は少ない、肉体損壊シーンは割愛。都合が悪くなると白黒。雰囲気と音だけの切裂き。困ったら顔芸、仮面芸。ってか顔ばっかでお茶濁しすぎ。無駄な会話で時間取りすぎ。
 爪の間に針刺すのも微妙に別の指で隠してるし、注射器も目に刺してくれるかと思ったのにしないし、指ふっとばしも明らかに指折り曲げてる感あるしさ。
 この手の映画への期待の半分はグロでもあるんじゃないかな?
 別に腸でれーんなのをくれとは言わない。だが、もう少しどうにかならなかったのか?
 タイトルと仮面などから期待しただけのグロを貰えなかったという所が一番の哀しみだ。
 途中でダルすぎて映画とめようかと思ったけど、まぁ文句言うにしても最後まで観てからって思ってさ。
 最後のナレーターの言い分は、ケチつけられたくないが為の方便に思えてしまったよ。

 そして結局3人のサイコパス殺人鬼の殺し合いは見れなかった。やって欲しかったw
 正直この3人のサイコパスが乱立してるだけだったな……。もう少しグロをイイ感じにしてくれてたら、良かった。
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