日本人が感じる懐かしさや現実味が詰まっていた
そしてそれを子供を中心として描く事で自分自身の忘れかけていた幼心を呼び戻してくれたような気がする
もし自分が子どもだったらこの時どう感じてどう行動するのだろうかと見ながらつい考えてしまう作品でもあった
母のいない世界、突然母を失った気持ち、体験はした事ないけど何故が喪失感が強く感じられ、モヤモヤと悲しさが押し寄せて来る。
そんな息子を育てる父の気持ちというのはどうだろう
妻がやってきたことを全て自分がやることとなり、妻が亡くなってこそ気づく妻の偉大さには心が痛む
そんな父と息子がどう接していかなければいけないのか
短編ながら日本人の心を掴む秀作だった