パンナ

生きてるだけで、愛。のパンナのネタバレレビュー・内容・結末

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

舞台挨拶付き上映会にて。
主人公の寧子の役が結構エキセントリックで好き嫌いが別れるらしいけど、私は好きだった!笑

夜の町を走り回るとことか、うぁーって叫んでダメだダメだってなって、シャワー浴びてカミソリ外に投げ捨てたり、外で服を脱ぎながら走ったり、その突発的に変なことをしたくなる衝動に私も駆られるときがあるから、自分を見てるみたいで笑った。


寧子は過眠症で、津奈木のお家に彼女として居候していて、働かないし、彼氏に掃除しろとか言うし舌打ちしまくりだし、ふざけてるでしょと思ったけど、頑張ってて可愛かった!
ちゃんとバイトの面接にチャレンジしたり、料理を津奈木に作ろうとしたりするんだけど、出来なくて、空回りしてて。。
そうゆう時って、生きてるとあるんだよね。タイミングが悪くて、自分をせめたりで。時期が過ぎるのをやり過ごすしかないんだけど。。

元カノの安藤の登場で、寧子が社会復帰をしていくんだけど、頑張ってて本当応援したくなった!
朝起きて仕事行くことは普通の人からしたら当たり前なのかもしれないけど。。
そこでカフェを経営している夫婦とアルバイトの元引きこもりと働くんだけど、みんな優しい。けど、後半が残酷だった。
怖い人や自分を嫌いだとわかる人からの悪口を聞いても、ショックだけどそんなにダメージないけど、優しい味方みたいな人からの悪口って3倍くらい辛い。。
寧子がまたまたヤケになってウォッシュレットを壊して、走って帰るのが爽快感があって本当最高!!笑

津奈木と寧子の温度差が、切なかった。
出会った頃は、お互い同じ温度だったのに、長年付き合ってあの温度になったのか。。。
津奈木と寧子の抱き合うシーンで、寧子が「いいなぁ、津奈木。私と別れられて。」っていうセリフがギュッときた。
気づいたら泣いてた。
津奈木が「もっと、ちゃんとわかりたかったよ。」っていうセリフも、津奈木は会社辞めるぐらいまで、自分の頭で考え始めていたから、寧子のこと諦めて欲しくなかった。

2回鑑賞したけど、本当引き込まれる。
音楽も映像も綺麗だし!
まだまだみたい。

舞台挨拶で菅田くんが気まずいシーンを作るのが楽しいって話してて、パンイチで手ぶくろのシーンで、なんでこんな格好で手ぶくろしてるんだろうって思ったって言ってたのが忘れられなくて、そのシーンは本当おかしかった。笑

最後の屋上のシーンも、今じゃなきゃダメ?のシーンが面白かったなぁ!!

津奈木が恋しいよぉぉお!
生きてるだけで疲れるなぁ。。。
パンナ

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