あきらむ

生きてるだけで、愛。のあきらむのレビュー・感想・評価

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)
3.8
キヅキの元カノが怖すぎて泣いちゃったよ。なんで大きな音だすの?キヅキの同僚もそうだけど、人を傷つけてる自覚ない人、怖いよ。
寧子が可愛そうであると同時に、羨ましい。鬱抜けした時の爽快さはあっぱれだよ、気持ちよかった。最初から自由にふりきっててなんだ?こいつと思う場面もあったけど、仕方ないんだよね?
人が怖い、面倒くさい、自分が違うのがバレてる、同じにならない、自分が嫌い、死、みたいなループ。
どうでもいい話ですが、精神的に限界というかダメなんだけども自覚せず殺してる時、頑張れば頑張るほど挙動不審になって、かなり後になってからいきなりトイレとか外付け階段とか深夜の道とかで異常行動に繋がるじゃないですか、それをかなりわかりやすく大胆にやってるのが寧子だと思いました。大胆にやらないともう無理なところまで来てるんだなって。
人と接して早口とか大声とかどもったりとか、そうなってから初めて、あっ自分ダメなんだな限界なんだなあって気がつく。自己嫌悪して、どうすればいいんだろ?どうにもならないし、死ぬしかなくね?みたいなね。寧子のトイレの場面とかまさにそれでした。苦しくなった。