がんびーの

生きてるだけで、愛。のがんびーののレビュー・感想・評価

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)
4.2
「私たちが分かり合えたのなんてほんの一瞬だった。でも、私はその一瞬で生きてる。」

私は私と別れられない。他人を振り回す自分が嫌で、その嫌気がまた自分を振り回して。頷いて、機嫌取られて、慰められて、愛されて、それでも自分がわからない。やっぱダメなのかもって思っちゃう。私と同じくらい私に疲れて。

前半は観るのやめよっかなって何回か思ったけど、それがあったこそ後半が心に響いた。名言ばっか。核心ついてる。重みは違えど人間みんな感じてるんじゃないかな。

シュリさんの演技力に圧巻された。寧子とシュリさんの波長が完全に一致してて、人間らしい人間が観れた。素晴らしいに尽きる。菅田さんも一風違った雰囲気で新鮮だった。暗くてジメジメしてそうで中身は煮え滾ってる感じ最高。目がいいね。

芥川賞錯覚・本谷有希子の同名小説を映画化したラブストーリー。同棲を始めてから3年になる鬱がちで引きこもりの女性と出版社で働く男。そんなある日、男の元恋人が現れ、男と復縁しようと画策するが…

ぜひぜひ
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