女が上手い。描き方が。表現が。演技が。
登場人物が少ないのも良い。なので細かい所が引き立つ。とても刺さる。
ひき肉が売り切れ、ライターがつかない、バイト初日の話がしたい、ウォシュレット、、
一見何気ないシーンにぐさぐさとやられた。
冒頭と終盤には共通する2つのシーン。「停電で踊る女」「走る」
この2つのシーンはとても名シーンだと感じた。
しかし、冒頭と終盤では感じ方が全く違った。
冒頭では、名シーンだなぁとニヤニヤした。
終盤では、名シーンだ…と言葉が出なかった。
屋上ではこの映画の核心ともなるセリフが吐き散らかされるが、自分は上の2つのシーンがとても名シーンだと感じた。
屋上のとこが良いのは言ってみれば原作の良さだもん。
上の2つのシーンが良いと思うからこそ映画である意味がある。素晴らしかった。