生きてるだけで、愛。の作品情報・感想・評価

上映館(1館)

「生きてるだけで、愛。」に投稿された感想・評価

趣里の演技に圧倒された。
それを受ける菅田将暉の繊細な演技にも引き込まれる。
趣里の走る姿が綺麗だなと思ったらなるほどバレエをやっていたのね。

不器用な自分に泣きたくなるほどウンザリするというのは自分とも少し重ね合わせてしまった(もちろん寧子の場合は「不器用」なんて気軽な状態ではないのだけど)。
ラストのベランダでの寧子の言葉は、切なすぎてたまらなかった。

あと、カフェバーの人達がなかなかリアル。無責任な「大丈夫」を与えて、でも自分達の生活になかった感覚/考えには「そんなの変だ、おかしい」と残酷に切り捨てる。鈍感な人達の象徴。

冒頭の、雑然とした部屋でひとつだけビビットな、真っ赤なブランケット、暗闇で揺れる青いスカート、停電の部屋に差し込む赤いネオンライトなど、映像がとても印象的で好きでした。

順調に見えたカフェバーの仕事も結局寝過ごしてしまった寧子が、すっかり昼白色になった町を気怠く眺めるシーンが良かった。
Angie

Angieの感想・評価

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生きてるだけで、愛。

不器用で愛おしい

なんて愛おしい物語なんだ。最初はぞっとするほどガラガラごえの寧子に警戒をしたものの、ずっと見ていくうちにだんだん愛おしくなる。うつ状態の苦しみ。躁状態の狂気。細い体をして、全速力で駆け抜けていく。その熱量に私はやられた。パッチリと開いた目に、眠そうに閉じる目。彼女は「ヒト」だった。社会に入る前の、野生の「ヒト」だから社会に入ると拒絶反応が起きてしまう。そんなリアルで生々しい、けれど愛せてしまう寧子を見守る彼氏、津奈木。彼はもしかしたら寧子より不器用かも知らない。自分の気持ちを言わず、言えず、彼女を守れず自分も守れず、じわじわと崩壊してしまう。思い切ってパソコンを投げるシーンが無音だったのがめちゃくちゃ良かった。彼の雄叫びは最後まで聞きたくなかった。

正反対の二人。陰と陽の二人。プラスとマイナスの二人。でも、正反対だからこそ、惹かれあってしまう。それは一見馴れ合いかもしれない、安心しているだけ、利用しているためなのかもしれない。
ーそれでいいんだ。
そうでしょう。最後のシーン、二人が出した答えは、絶対にそれだ。足りないところを二人で埋め合うんだ。生きてるだけで疲れる。でもね、この人がいるなら、まあいっかと思える。上手くいかないこともあるけどね、この一瞬のために生きているんだよ。
イケダ

イケダの感想・評価

1.4
よく言えばお洒落な雰囲気。
良い意味で理解不能な雰囲気。
良い意味で疲れた。

悪い意味でも疲れた。

趣里がかわいい
もん

もんの感想・評価

4.5

『本当はちゃんと、わかりたかったよ』


鬱から過眠症を患う無職の寧子は同棲中の彼氏、津奈木の収入に依存した生活を送っている。
しかし寧子の前に津奈木の元カノが現れ、2人を引き離そうと寧子に仕事を紹介。
その日から、寧子と津奈木の関係に少しずつ変化が生じていく。


がんばれ、がんばれ。
ずっと、ずーっと、そう思いながら観ていた。

頑張りたいって思うときほど空回りするの。
寂しいけど「寂しいのよね」って他人に言われたら少し不快。
周りがいい人であればあるほど、自分の欠点が浮かんで見えて恥ずかしくて。
周囲に気を許さないかわりに、心を許してる人にはつい求めすぎてしまう。


寧子は弱い心の具現。
みんな少なからず寧子のような本音を隠しながら生きてると私は思ってる。
そしてそんな本音を押し殺して、自己完結して、津奈木みたいに自我を保ってる人も、きっとたくさんいるはずだ。


わかりたかったよ、って言われるだけできっと嬉しい。
その言葉に嘘がないってわかる。
だって誰も、完璧にわかり合うことなんてできないから。
寧子はきっと、この言葉に支えられながら生きていく。
この言葉に絶望しながら、だけど同時に希望も感じながら、生きていくんだなと思った。


頑張れ、寧子。
ruka

rukaの感想・評価

4.3
主人公が笑顔のシーンほど、観ていて涙が溢れた

世の中いい人も悪い人もいなくて、私たちが関わるか無視するかの2択なんだと思った。意地悪そうに見える安堂も、実は寧子のためになっている。きっと私たちは、今まで関わってきた大好きな人たちと、大嫌いなあいつで出来上がっているのだ。
いろんな人に勧めてみて、わからないと言う人が多かったけれど、分かり合えないと言ってしまうことは、必ずしも遠ざかることではないと知って、なんだか救われた。
あいり

あいりの感想・評価

4.2

私は私と一生別れられない
って言葉が刺さる
reika

reikaの感想・評価

2.5
こんなはずじゃなかった、こんな人間になりたかったわけじゃなかったって
生きてる間ずっと思うのは辛い。自分を愛し、誰かに愛され、生きてる限り愛を感じたい。
あん

あんの感想・評価

4.1
めんどくさいし、どうしようもないんだけど、寧子と津奈木を愛せずにいられなかった。柔くてもろくて、羨ましいとさえ感じる。それなのに、鋭い痛みを伴う胸の苦しみ。美しくて涙が止まらなかった。
kenta

kentaの感想・評価

4.0
少し重い感じもあるけど、個人的には好きな作品。よくわからないけど自分が嫌になる感じわかる。
趣里さんの演技に引き込まれました。
ドニコ

ドニコの感想・評価

3.9
観てる途中も観終わってからもかなり疲れる映画。

「私は私と一生別れられない」
考えたこともなかったけど、本当にその通り。
自分を客観的に見つめることができた時間だった。

ラスト、バイト先の人たちは気の毒ではあるけど、寧子の気持ち分かるなぁ。
寧子は自分の感情に素直に生きてる。
大人になると、周りの目とか常識とかを気にしてできないことだけど私も素直に生きたいというのが理想。
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