生きてるだけで、愛。の作品情報・感想・評価

「生きてるだけで、愛。」に投稿された感想・評価


なんで生きてるんだろうね。

何不自由ない生活ができて、大切な家族も友達も、好きな人もいて楽しい瞬間は沢山あって。
でも、時々喉の奥を掻き毟りたくなるようなどうしようもない虚無感に襲われて。
苦しくて、理由もなく寂しくて、
叫びだしたいような、走りだしたいような衝動に駆られる。

自分が前述した自分に飲み込まれてしまったら、寧子のようになってしまうのかもしれないと漠然と思った。

みんな誰しもこういう風に感じる瞬間があって、それでもみんなそれを表に出さず隠して生きているのだとしたら、自分も隠していかなきゃと思う。みんなは我慢してるのに自分だけ喚き散らせないなと。
逆に、周りの人達にはこういう瞬間が無いんだとしたら、無いでまた話せない。

最初のほう、寧子のつなきに対する態度は如何なものかと思っていたが、つなきは寧子からして自分の感情の丸裸な部分を晒せる唯一の人だったんだと解釈した。

寧子は人一倍繊細で、生きづらそう。
彼女は他の人から見たら普通じゃなくて、当たり前の生活を送れなくてなんだか可哀想に映るかもしれない。
寧子自身も
「自分は自分と別れられない、付き合っていくしか無い、でもあなたはわたしと別れられる、いいなぁ。」(ちゃんと覚えてないけど、こんな感じの事を言っていた。)
自分が自分として生きていくことに否定的に思っていた。

しかし、自分の丸裸の心を出せる。そんな人にひとりでも出会えたこと、それはとっても幸せなことなんじゃ無いかと思った。
出会うことの無い一生を過ごす人の方が多いであろうなかで。

どんどん服を脱いで行って裸になる演出は見事だった。
彼女はどこまでも素直で人間臭くて綺麗でかっこいい。

つなきと本当に分かり合えた場面は、
大きくて暖かい、でもどこか儚い「愛」というものを可視化してくれたように感じた。

作中に何度か出でくる印象的な台詞。
「生きてるだけで、疲れる」
疲れるには何かしら理由がある。
理由なしには疲れない。
自分では理由はないけど疲れるなぁって思っていたとしても、そこには自分でも気づいていない何かが存在していると自分は考える。
彼女の場合はそれが愛だったのかなぁ、
だからタイトルは
「生きてるだけで、愛」
なのかなと思った。
勝手な無理矢理な解釈かもしれないけど
ろっそ

ろっその感想・評価

3.1
絶妙なバランス。
演出、演技、セリフ、どれも少しずれたら主人公がうざいだけの女になったかもしれない。

趣里が演じる主人公は躁鬱で、自分の感情に自分が一番振り回されていて、自分が一番自分にうんざりしている。そういう、うまくいかないことへのもどかしさが際どくなりすぎずに丁寧に描かれているように感じた。

津奈木のように大人になって感情を押し殺すことに慣れてしまったわたしたちには、自分に疲れてでも自分の感情に正直に向き合う人は尊く見えるのだと思う。

カフェ経営の夫婦のうさんくささもすごくて、胡散臭さを演じるのが上手な2人だと思った。家族なんだから、というセリフが特に怖かったけど、他の方のレビューにはあまり同じように触れられてないから、わたしが相当ひねくれているのかもしれない…。

原作を読んだのは相当昔。ピンク色の葛飾北斎の表紙が印象に残っているが内容は忘れてしまった。
igoo

igooの感想・評価

2.8
過眠症で鬱の女と感情を表に出さない男のカップルの話し。原作はどんななんだろう。趣里の演技や裸体のポージングの美しさばかり印象に残って。
分かり合うって難しいネ、
mika

mikaの感想・評価

-
彼女が生きてるだけで疲れると言う気持ちを周りのみんなが温かい気持ちで接しているけれど、んー精神的に病んでいる彼女をどうすればこの気持ちを脱出させる事が出来るんだろうと、思った。

見方を変えて彼からすればスゴイと思うシーンや綺麗と思う所があるようで、、、

依存と似たもの同士の違いがこの作品に教えられる。

意地悪いキツイ言葉の元彼女が出てくるけれど、最後は2人一緒だったから、なんだか温かい気分になった。
hy

hyの感想・評価

3.5
ウォシュレットの怖さ、わかるよ。
にぎやかな時こそ、孤独になるのも。
見抜かれてんだよね、自分のヤバさ。
寧子の苛つくタイミングもわかるよ。
自分の存在が、周りの人間を不幸にするかもしれないことも。
優しくされるほど、壊したくなるよね。
寧子がんばれっておもうよ。
じじじ

じじじの感想・評価

3.5
自動販売機に盛大に頭ぶつけて、
「ちょっと!血でてますよ」
「女なんで月に一度は」
っていう切り返し好き。

ウォシュレットのくだり、わかる。
yo

yoの感想・評価

2.9
半分、菅田将暉目的。
抑えめな菅田将暉はなかなかレア。
鬱な女ってとにかく面倒臭いけど、
全く理解できないこともなかった。
生理前の意味不明なイライラを無意味に人にぶつけるのを5倍増し。
1番頭おかしいのは間違いなく仲里依紗。
あの威圧的で瞳孔開いちゃってる感じが最高!
スッキリはしない最後が内容を物語ってる。
まい

まいの感想・評価

3.5
躁鬱で過眠症、とても共感できた
屋上のシーンで号泣
akayuki

akayukiの感想・評価

3.7
彼女の気持ちは理解し難かった。
躁鬱を経験した人でないとあの感情の激しさはわからないのかもしれない。
でも彼女が「見抜かれる」ことで傷付く思いは何だかわかる。

他者の気持ちなんて読みすぎない方がいい。
でも読んでしまう。
自分の軸がブレているとその読んだ気持ちが丸ごと自分そのものになり苦しくなる。

絶望的ではあるけれど、彼女はそれでも精一杯生きている。
その熱さはしばらく胸に残りそうだ。

感情剥き出しで本領発揮する趣里さんは必見。
他キャストも実力派揃いで見応えあり。
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