WOWOW放送分を『殺人者の記憶法』観終わった直後に観始めました。前作ラストからして続きってどうやるんだろう、って思いながら観てましたが、続きというよりは、別視点作品というか。
導入部がやや違いますが、本編はほとんど『殺人者の記憶法』と同じ。ただ当然のことながら新たに付け足されたシーンもあり、逆にごそっとカットされたシーンもあり。
なぜ付け足され、なぜカットされたのか、の解釈まではできませんでしたが、続けてみると、同じ(ような)作品なのに微妙な違いが面白く観られました。2度目なので、だいたいのストーリーが頭に入っている、ってことも面白く観られた要因かもしれません。
ただ、ラスト。
うーん、これは…。
ぶっちゃけ言っちゃえば、ラストが違うので、全体の解釈も、映画の意味合いも、登場人物たちの行動の意味も大きく変わります。
映画としてまとまってるのは『殺人者の記憶法』。
ネタとして面白がるなら『殺人者の記憶法:新しい記憶』
って感じですかね。
ってか、今作のラスト、いろんな辻褄が合うのかしら。ちょっと無理があるような…。
その辺頭に入れつつもう一回観ると新たな発見がありそうなんですが、さすがに『殺人者の記憶法』『殺人者の記憶法:新しい記憶』続けて観て、お腹いっぱいです(笑)
あ、最後にひとつだけ。
『殺人者の記憶法』『殺人者の記憶法:新しい記憶』を2本とも観ると、2作のポスターのソル・ギョングの表情の違いの意味がわかります。これはなるほど、って思いましたよ。