グリーンツー

パドマーワト 女神の誕生のグリーンツーのネタバレレビュー・内容・結末

パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

オープニングで、この作品が宗教的価値観とは一昨無関係とか散々注意を並べ立てるところに「インド」を感じる。確かに今回は、結果的にイスラム教の国家が悪者にされてるし、その国はアフガニスタンにあったとされているからね。

それに「伝説」ということで、いくら話を「盛って」も全く問題なくなった。

ものまねの番組だと、ものまねはどうなると「成功」なのか?その一つが「本人そっくりに演じる」ことなのは言うまでもない。しかし、そうでなくても番組的に「成功」な場合がある。それは「視聴者を笑わせる(喜ばせる)」こと。この作品は成功だと思うんだけど、明らかに「後者」。歴史モノだと「大河ドラマ」というよりは「時代劇」。「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」に近い感覚の作品だと思う。

時代劇なんて地上波はおろか、衛星放送ですらほとんど見かけなくなった日本。更にはその時代劇も幕末と戦国時代ばかりになってしまった日本。こういう作品は国に「活力」がないと作れないだけに羨ましく感じるし、同時に嘆かわしく感じる。こういう時代劇を「作る」発想自体を日本人は無くしているような気がした。