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ゴールデンスランバーのOのレビュー・感想・評価

ゴールデンスランバー(2017年製作の映画)
3.6
ゴールデンスランバーを観に来たと言うよりも先日の公開記念イベント(行けてない)の映像がとてもとても良かったので、カン・ドンウォンの魅力をさらに知る為にっていう別の角度で観に行く。登場シーンからにやけが止まらない。なんてかわいくおにぎりを頬張るんだろう。

変なパーマしてるなーでも顔が良いから何やってもそれなりに何かかわいいなー(結局最後まで変なパーマのままだった)
でもこの変なパーマの意味や逃走中にバイクを借りて最後に自分の名刺をちゃんと挟んでおく所もキム・ゴヌの誠実な人柄が表れている。

そんなキム・ゴヌが容疑者に仕立てられ、ひたすら逃げる。なぜ逃げているのかも分からず。気を抜く場面がないので観てるだけでこっちまでちょっと疲れる。

ちゃんと韓国映画になっててまだ観てない日本版と比較したい部分多々あり。

キム・ウィソン、韓国映画観てたらいつも一癖ある役で存在感がすごい。
キム・ゴヌのあまりの人の良さになぜかほっとけないって呟くんだけど分かる分かるって共感100パーセント。

あと2人が口論するシーン、良かった。友人にさえも裏切られるキム・ゴヌに、キム・ウィソンが人を疑え、信じるなと。それに対してキム・ゴヌが
少しくらい損して生きてもいいだろう!って言うんだけどその言葉が世の中の流れの真逆で考えさせられる…

世間は本質を知ろうとせず、政府とマスコミに仕立てられたイメージで全てを知った気になる。
善良な人の裏の顔に大きな裏切りを感じる。などなど、自分の周りでも平然と行われている事だったので改めて言葉にされると愕然とした。
最後は思いの外、呆気なくてびっくり。
大事なのはそれまでの過程なのかな。

印象的だったのはみんなキム・ゴヌに死ぬな、じゃなくて生きろって言うんだよね。力強い言葉だ。
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