チョマサ

ゴールデンスランバーのチョマサのレビュー・感想・評価

ゴールデンスランバー(2017年製作の映画)
4.0
3/15
邦画版は見たことあります。おもしろかったですが、そこまで感心しなかった気がします。永島敏行のターミネーターみたいな殺し屋と「お前オズワルドにされるぞ」といった吉岡秀隆のセリフ、あと首相を演じたのがKEMURIのVoだったことしか覚えてないです。でも、邦画で規模はともかくああいったアクション映画は珍しかったんですよね。

今回見たのは韓国でリメイクされたバージョン。主演はカン・ドンウォン。堺雅人っぽくもあるし星野源にも似てて、劇中ではポスターの困った顔してずっと逃げてます。
この韓国版も泣かせるんですが、ローカライズしてるので邦画版とは違うところもあります。敵の正体が明らかなのと監視カメラによる問題を絡めてるといった変更点もありますが、オチが特に変わってます。個人がないがしろにされる問題を、個人対政府の構図に変えてて対決させてるから娯楽映画としてうまく変えてます。
邦画版が友情や人情ドラマで泣かせて苦い終わり方にしてたのと思うんですが、そこにアクションを加えて規模をデカくしてて面白かったです。
『エネミー・オブ・アメリカ』とかああいったアメリカの90年代アクション映画って韓国で今は作ってる感じがします。音楽もそれっぽいです。

この映画の『Golden Slumbers』もカバーだけどやっぱいい歌っすねー。邦画版は斉藤和義が音楽をやってましたが、韓国版では『君に』『力を出して』という韓国のロックバンドがよく歌われて知られてる曲が使われてるそうです(パンフより)

忙しかったし、疲れたしで溜まってたんだけど、これでやっと観た映画のレビューを全部書けた。めんどくさかったが書かないと気が済まなかった。
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