アァーーーーーー

父、帰るのアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

父、帰る(2003年製作の映画)
-
なんとも、
なんとも、
なんとも。

ロシア映画っつー事もあってか、
最初の水の風景、廃墟を平行に進むカメラロール、奥さんのブロンドや雰囲気、森の撮り方などにタルコフスキーを感じながらも、
音を含めた全体的な雰囲気はアレハンドロゴンザレスイニャリトゥ、
そしてシリアスさや言葉少な気に感情を撮る方法はダルデンヌ兄弟監督を感じさせ、
淡々と進む空虚なロードムービー感はモンテヘルマンの「断絶」をも感じる。
そういう意味では独創性を感じる事はほぼない。

最後の写真と箱の意味を明確にしないのがこの映画の真意なのか。
そうなると、あくまで伝えたいのは親子の絆や感情だったと言うのか?

なんとも、
なんとも。
ほんとうになんとも言えない。
ヘタしたら3点ちょいの評価にもなり兼ねないし、5点でもいいけど....
決して逆が1点よりマイナスでもない。。

結局、何回見直しても答えは分からない筈だし、
橋のシーンや弟という視点などは似たような経験があるからこそ、ここまで負の感情を引き出されると落ち込むのでもう一回見たくもない。

いや、見たい。


なんなんだ。
この変な感じは。
アァーーーーーー

アァーーーーーー