このレビューはネタバレを含みます
祖母と母と暮らす２人兄弟のアンドレイとイワン
平穏に暮らす２人の前に現れたのは
１２年もの間、音信不通となっていた父親だった。
写真でしか知らない父という存在に戸惑う兄弟をよそに
父は息子達を連れ旅行に出かけるが…
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ネタバレになるので
↓ 作品が気になる方は閲覧しない方がいいです。 ↓
親としての役目を果たせなかった１２年間を果たそうする父親
父親の存在、その嬉しさに歩みよろうとする兄と
兄を羨ましく思いながらも
どう向き合っていいのか分からず素直になれない弟。
焦る父の想いとすねて後戻りできない弟の間に深まってゆく溝。
バスの中で流す涙
雨の中ひたすら待ち続け姿に父を恋しく思う気持ちが伝わってくる。
吸い込まれそうな青空と雲
果てしなく続く海と空
多くを語らずして感じさせる監督の作品好き。
