秋津凡夫

旅するダンボールの秋津凡夫のレビュー・感想・評価

旅するダンボール(2018年製作の映画)
2.2
全てはドラマ

演出面では全く映画の要素が無いが、彼のユーモアと関わった人々の温もりが芸術的な美しさを湛えていた。

他のユーザーの感想・評価

cuumma

cuummaの感想・評価

4.0
たかが段ボール、されど段ボール

段ボールに愛着を持つ島津サンに、最初面食らいましたが、その愛を創造に変えていく彼のエネルギーに感動しました。

島津サンは純粋な方だけに、大手企業が便乗したように名乗り出ているのが気になります。
原油入りキーホルダー,プロ野球チップス空袋,ロシアポルノ雑誌,イスラエル段ボール,モロッコ選挙ポスター,キノコ観察帳,徳之島potato,野菜ゆるキャラ,湿らせ薄皮剥ぎ,ゴム印字手彫り職人,樹脂フィルム,眼鏡橋,宮内いよかんピンク船舶,社長手渡し,野外ワークショップ,さつまいもチップス物々交換,potato未使用樹脂版,お宅訪問,嫁涙,丸尾さん手渡し,ピッツバーグゴミ漁り,焼きそば段ボール,古ビル再活用ホテルワークショップ,廃棄ゼロで遊ぼう!展in上海,空港
先日観た「ガレージで」ネタ、えーっと…サ…サーキュラーエコノミー…的なことを、実践している!
驚きの体現者!のドキュメンタリー。

ア…アップサイクル…というヤツらしい…

使用済みダンボールに、第二の生命を与えた功労者、島津冬樹さん。

その素直な感性と、たゆまぬ努力に敬服する。すごい人だ。

たしかにスーパーなどで見かけるダンボール📦には、いいな、と思うものがあるけど、コレクションするには嵩張るし、汚れも気になる。
でも、それらを驚異的な整理能力と、豊かな想像力&創造力で、一大コレクション、ムーブメントに仕立て上げてしまったというのだから呆気に取られる。

美術館で一万円で売られたというダンボール財布。買った人はまだ使っているのだろうか。耐久性が気になる。

なにかを一心に追求すること。
その熱意の先には、見たことのない地平が拓けているのですね。

ガレージで友人に話したくなる楽しいネタでした。

あの一夜干し📦を再利用だっ!

(すでにインテリアとして機能?)

✨🚙✨🚗✨📦✨🚙✨🚗✨


電通時代の上司、先輩、同僚の話がとても面白かった!

ポタトのルーツを辿る旅は、ドキュメンタリーならではの人間味があり良かった。

難をいうなら、時々でてくる女性スタッフの声が耳障り。

海外への影響&旅で締めくくる構成は
冒険譚のフィナーレのようで胸熱!
ar1shi

ar1shiの感想・評価

4.5
めっちゃ好きな映画やった◎

皆生きてきた環境が違えば常識は人それぞれで、だから一般社会て言葉がもう私は嫌いなんだけど…でもそこから考えるとオフビートな人で笑(褒め言葉)

使われる事で出る窪みやシワや擦れが旅を物語っていて、色んな形跡が刻み込まれてる。それを見てこの物がどんな旅をしてきたのか語りかけて想像する、言葉じゃない想いがつまってる。物は使って初めて魅力が増す。
て言う島津さんの言葉の数々が凄く印象的。

SDGsが嘆かれるようになった昨今
ようやく時代が島津さんに追いついたんだなーと。

価値が無い、役目を終えたと思われるモノも
発想の転換で価値を投じるのはその人次第。

この取り組みを通して考えるきっかけを与えられる事が最大のメリットだね。

こうやってモノを大事にできる人は全てに対して愛情深く向き合って付き合いができる人が多いな〜とつくづく思う。
mikke

mikkeの感想・評価

5.0
財布がボロボロになって買い替えるお金もない、じゃあ段ボールでつくればいい!は頭ふにゃふにゃ柔らか思考すぎでしょ!素晴らしい。
そしてタイトル通り段ボールを通して旅をする。可愛いpotatoの段ボールから繋がる愛。
段ボールで人を感動させるドキュメンタリーです。とても心が洗われる素敵な人たちのお話でした。
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