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旅するダンボールのKUBOのレビュー・感想・評価

旅するダンボール(2018年製作の映画)
3.8
11月8本目の試写会は「旅するダンボール」。

ダンボールが大好きな島津さん。世界中を旅してゴミ箱をあさってでも珍しいダンボールを探して回る。そして島津さんはただ集めるだけでなく、そのダンボールを材料にしてすごいアートなお財布を作っちゃうんだ!

この「変人(?)」島津さんのダンボール愛がおもしろくて、つねに見ながら笑顔になっちゃう。

よくオタクが専門知識を語り出すと「はい、はい、始まった」とか思って周りは冷めるけど、島津さんのはそういうんじゃなくて周りを巻き込んで楽しい気持ちになっちゃう。この辺が島津さんがみんなに愛されるところなんだろうな。

映画としても、とってもクール。まず「画」が美しい。被写界深度とカラーにこだわったポップな画像。よくドキュメンタリーにあるホームビデオみたいな粗い画像や見づらいハンドカメラではなく、高画質でたいへん見やすい。ほのぼのとしたアニメに英語のナレーションをかぶせたパートもオシャレだし、音楽も場面場面に合っていてたいへん効果的。

監督の岡島龍介さんはこれが初監督ということだが、ドキュメンタリー映画というジャンルで、こんなに見やすく楽しく完成度の高い作品はそうないんじゃないかな? かつ、この岡島監督、めっちゃイケメンです。俳優さんかと思いました。

捨ててあったダンボールから、アートなお財布を作ることで、ゴミが価値のあるものに変わる。この「Upcycling」は今、世界中から注目されている。その最先端を行っている愛すべき変人、島津さんを追った楽しい楽しいドキュメンタリー。

10.000円は高いけど、このダンボール財布欲しいな〜。