Lalka

旅するダンボールのLalkaのレビュー・感想・評価

旅するダンボール(2018年製作の映画)
4.0
デュシャンがレディメイドのアートを作ったのが時宜にかなっていたとすると島津のアートも同様のことがまず言えるのだろう。つまり、現代は資源を大切にする時代であるということ。もちろん時を経て評価されるのかはわからぬことではあるが。

しかしね、それよりなにより鑑賞するかを迷って躊躇いました。というのは、コレクターの話ってことなので、映画好きな好事家ならつまらないということは少なそうではあっても同時に「自重」せねばという「自虐」を感ずるところがあるからだ。それに、その偏向が感想に反映するのもわかり切っていた。

今作を観て彼は尊敬するに能う人物であると疑わない。というのは「potato」や「諫早」の発言と会社での職務放棄でも明らかだが決して賢いなどとは言えないが愚直かつ積極的、更に能動的に好きなことに取り組んでいるからだ。これは自分にはないものである。

ところで国立新美術館で財布を販売してるとな?今度何かの企画展で足を運んだときに探してみよう。もちろん買わないけど(笑)
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