フライ

旅するダンボールのフライのレビュー・感想・評価

旅するダンボール(2018年製作の映画)
3.6
ダンボールと言う誰も注目しないであろ物に光を当て独特の世界観が見れるのはとても面白かった。更に作品の構成がとても小気味好いので気持ちよく見れた。
島津冬樹と言うダンボールアーティストのドキュメンタリー。ダンボール収集の為に世界中を駆け回り気に入ったダンボールで財布を作ると言うとんでもない発想の持ち主。ダンボールは使い終わったらゴミだがそれを価値あるものに変えると言う考え。また関わって行く人の考え方迄変える独特の雰囲気は色々な人達を魅力している。かなり間の抜けたところがあるがそこも一つの魅力。
彼の様な人物は一歩間違えれば煙たがられたり、誤解を受けたりするが、言葉を返せば業界を変えたりひょっとすれば世界迄変える発想を持っているだけにこれからの行動に注視したくなった。アメリカや中国でダンボールを集め財布を作る姿はとても熱いものを感じたし、感動した。
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