Sai

旅するダンボールのSaiのレビュー・感想・評価

旅するダンボール(2018年製作の映画)
-
本人はアツくてメディアもめちゃ取り上げてるのに肝心の段ボール出荷元の社長が何もピンときてないのがリアリティだなあ
島津さんの一回きりしかもらえないものへの執着が強すぎて逆にこれまで捨ててきたホテルのWi-Fiパスワードが惜しくなるやつね

他のユーザーの感想・評価

DISCO14

DISCO14の感想・評価

4.5
とことんを貫くって最強。
しまやんめっちゃいい!
次は情熱大陸で観たい。
yukix

yukixの感想・評価

3.7
段ボール好きすぎて段ボールで財布作って電通に入ったけど段ボール好きすぎて会社辞めて世界中の段ボールを拾うことに専念することにした人の話。こういう内容にありがちな綺麗事の押し付け感も薄くてとても良い話だった。ドキュメンタリー映画というよりはNHKの神回っていう印象。
最近観る映画が当たってて嬉しい

島津さんの熱意がハンパない

自分があれほど人生で愛情を注いだものはなんだろうと考えさせられた

島津さんの人柄にもフォーカスしてて、ただの変な人というイメージは消え去った。純粋無垢な少年🤣

ダンボールの里帰りっていう考え方にすごく惹かれた
ふだん気にも留めない、ダンボールの絵柄たち。

確実に、ダンボールを見る目が変わります。
内容的にユナイテッドピープルぽかったけど違った。
島津さんのダンボール作品については数年前にテレビで見たことがあり知っていた。
去年劇場で逃し、ずっと心残りだったので見れて良かった。
今では過剰包装の問題もあり緩衝材付袋になってたりする。
普段なら見向きもされないダンボール
私の部屋にあるダンボールは大き過ぎて収納に入らないマーチンの箱位。
普通の靴とかサンダルは店でいらないですと言って現品だけ持って帰る。
ゴミになるものに価値を与えてるアップサイクル
彼の場合はお金が無くてダンボールで財布を作った事がキッカケではあったがそれが自分の転機になったわけで。
好きを仕事に変える事が出来るのは最強。
ワークショップを見てると私にも出来そうと思ったので作り方が載ってる書籍を買ってみようかな。
いつまでも少年のような人だった。
OYMN

OYMNの感想・評価

3.6
NHKとかでやってるドキュメンタリーの当たり回みたいな感じでなかなか面白かったです

撮り方としては、ドキュメンタリーというよりも主役の島津さんがこういう活動してますーっていうPV的なニュアンス

個人的には、みうらじゅん氏のように無価値さをそのまま楽しむノリのほうが好きではありますが、島津さんの純粋さもそれはそれで魅力的でした

ただ終盤のアップサイクルごり押しパートはちょっとうるさかった気も
アップサイクルと言ってもけっこう捨てる部分もあるんじゃないかとか考えちゃったり
その点に限らず、正直ひねくれた見方をすればなんぼでもケチをつけられちゃう部分はありました
とはいえ、人の意識を変えるきっかけを作るってのはとても意義のあることだなと

とりあえず探偵ナイトスクープ的なパートでポテトデザイナーの奥さんが涙したシーンはよかったです
作品全体の雰囲気(ドキュメンタリーというよりPV的な感じ)の影響でそれをあざとく感じてしまう自分もいましたが笑
映画畑

映画畑の感想・評価

4.0
この方、最近気になってたのでドキュメンタリーあるのは嬉しい。
リアクションを求める気持ちと自分が周りの人を引きつける力がこんなに上手く相互作用する様子は初めて見たし、それが島津さんの自然の摂理のように感じられた。

島津さんを知るにおいては、元勤務先や取引先の人達のインタビューが分かりやすくて良かった。特にTHE NORTH FACEの社員さんは島津さんのことをよく見ていて、話が上手い分何故か本人を見ているより分かりやすくて笑ってしまった。

配信あと4日で終了らしい、アマプラの日本映画netに体験登録があるので気になる方ぜひ。
gfbsj

gfbsjの感想・評価

-

なんだろう、このわくわく感...笑
もしかしてこの世の中がいい感じに回ってるのは
側からみれば、どうでもいい事や物を大切にする人がいるからこそ.. なのかもしれません。語弊あるかもですが笑、

それと.. アップサイクルやエコロジーのためでもなく、それは後付けで
ただただダンボールが好きだからで、強要でもなくなんていうか、そこから周りの意識を変化させていく感じがいいな~ と
うまく言えないですが〜ゆるっと充電できました!良き作品でした。
YURI

YURIの感想・評価

4.0
すごく良かった。
ドキュメンタリーであるけど、細部に取り入れられた手描きのアニメーションとか、キャプションとか、センスを感じた。

島津冬樹さんを本当に好きになる。

こういう映画って自分のすごさを強調したり、いかに素晴らしいことかを強要したりしがちだけど、島津さんはただただ自分が大好きになったダンボールのことをみんなに紹介して、「ゴミでもこんな使い方できるんだよ。すごいよねえ」って言ってるみたい。
「環境活動をしたい」から入ったのではなく、「好きなことをしてたら、環境活動だった」というのも、良い。

そして、「里帰り」。
じゃがいものダンボールをデザインしたご夫婦。これをデザインした時、20年後にダンボールマニアの男性が財布に変身させて持ってくるなど微塵も予想していなかっただろう。
自分の作ったものが、全然違う形で誰かの心に刺さり、自分のもとへ帰ってくる。奥様が流した涙にはいろんな意味があったのだろう。

これを見た後、ダンボールを見る目が変わるのはもちろんだけど、いろんな、今まで気にも留めずに破棄していたものたちの第二の人生を考えるようになった。お菓子の袋や新聞、チラシ、空き箱や瓶。よーく考えてみれば、私もそれらに新しい命を吹き込めるのかもしれない。

「ガラクタは、たからもの」
人生で一度しか出会えないガラクタに思いをはせてみるのも、楽しいかもしれない。
記録。
誰かのゴミはほかの誰かの宝物。

元電通社員の段ボールアーティスト島津冬樹の活動を追ったドキュメンタリー。これはここ数ヶ月で観たドキュメンタリー映画のなかで一番好きかもしれない。思いのほか良作。

中々にキャッチーなタイトルは別に奇をてらったものではない。むしろこれほどストレートなものは他に無いということが分かってくるだろう。

つまりこういう事だ。

ビビっとキた段ボールを見つけては財布として、新たな生を吹き込む島津。本作で彼の直感に熱く訴えかけてきたのはとあるジャガイモの段ボール箱。

ポップなレタリングと可愛いジャガイモのキャラクター。島津はこの段ボールのルーツを知るため「里帰り」と称し、ダンボール財布を片手に旅に出る…。

“potato”も読めない(ポタトとか言っちゃうw)島津が何故こんなに輝いて見えるのか。それはきっと純粋に自分が好きなことだけを楽しんで実践しているから。要するに多くの人がしたくても出来ないことを平然とやってのけてるからだと思う。そこにシビれる!憧れるゥ!ってやつだ。

そして、やはりというか「里帰り」はスンナリとは終わらない。何せ古いものだ。そう簡単にルーツは見つからない。実際、本作も完成までに3年もの月日を費やしたらしい。

結構ホロっとさせられる一幕もあったりで、意外と侮れない一本。
「旅するダンボール」の感想・評価を全て見る

Saiさんが書いた他の作品のレビュー

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

-

一つ一つのシーンの作り込みが丁寧すぎて感心しきり、ピーチのキャラ設定がチャーミングでよかった

search/サーチ(2018年製作の映画)

-

映像の撮り方が面白くハラハラ、タブレットで見たのがとてもよかった

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

-

ロマンス100、リアリティ0、心ポカポカ、ジュリアロバーツかわいすぎる

幸せのレシピ(2007年製作の映画)

-

とても良かった、恋愛関係でない人間同士の愛の話に弱い

エゴイスト(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ゲイが主題かと思ったが、鑑賞後に心に残っているのは鈴木亮平と阿川佐和子のやり取りが多い。真っ直ぐ愛することの豊かさを鈴木亮平の役者としてのハンパない技量で表現していて圧倒されるし涙が止まらなかった。特>>続きを読む