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愛しのアイリーンの62355cinema5のレビュー・感想・評価

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)
3.8

劇場 No 149

大分のミニシアター シネマ5での2本目2️⃣
今回の「劇場放浪の旅」の目的はこの作品目当てでした👀
噂どおりのスゴい作品でした🤭
地上波の放送はできませんね😊

田舎のパチンコ店勤務の宍戸岩男は、彼女がいない42歳の独身男。
そんな岩男は、職場での痛い失恋をキッカケに、フィリピン🇵🇭への集団見合いツアーに参加して、金で買ったフィリピン人女性のアイリーンを嫁に連れ帰る。
そして、急死した父親の葬儀が行われている最中に、アイリーンと姿を現した岩男は、母親の逆鱗に触れることになる💢

原作は漫画だったんですね📚未読です😔

冒頭は、安田さんの怪演による少々痛いコメディタッチの展開でしたが、だんだん笑えなくなりました😔

特に母親役の木野花さんが、如何にも本当に居そうな存在感溢れる演技でした📽
ライフル振りかざすところなんかスゴかったですね😨
伝統的な日本の古い社会を具現化したような彼女の姿が、作品全体を支える屋台骨になっている感じがして、複雑な気持ちになりましたよ😔
女を探しにフィリピンに行く男たちと、外国人を追い出そうとする人間...考え方によっては同種の人たちですよね🇵🇭🇯🇵

一方で、アイリーンの無邪気さがとても意地らしくて...日本の閉鎖的なムラ社会に天使のように飛び込んだ彼女を応援していましたよ😄
文化の違いを乗り換え、枝を組んで作った十字架を手にしながらも、般若心経を唱える...泣けてきました😢
また、フィリピンにはない一面雪の銀世界の中を歩いて行く彼女の姿が、雪の白さに☃️溶込んでいるように見えるのも、良い演出でした🌨
本当に無垢だったのは彼女だけでした❄️

中盤から、ヤクザ者の女衒が絡んで来た辺りから「ヒメアノ〜ル」の監督らしいストーリー展開になったのは流石ですね🦎
しかも「姥捨山」の伏線があのような形で回収されるとは...

結果、2時間を超える尺だったのですが、全く飽きることなく引き込まれてました👍
でも二度は観たくないですね😔
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