このレビューはネタバレを含みます
いや~、すごい熱量。
しかも、ラストの終わり方がえっ?となるのもよい。予告から凄惨な映画かと思っていたけど(原作未読)、いい意味で予告の印象とは違っていた。
吉田&山下&松江監督トリオのアフタートークがあり、そこで吉田監督が原作に近い子供が産まれた夏のシーンのラストも撮っていて、それがいまいちだったから冬の追撮まで組んでいたらしいけど、東京が雪予報の日だったからバラしたとか。
それが結果的に余韻なしのえっここで!?という終わり方になってる。エンドロールに切り替わったとき、思わず「マジで」と呟いてしまった。
監督はこの企画を20年くらいの考えて、動いていたみたいで、その熱量がここまでの映画にしているのが、スクリーンがらビシバシ伝わってくる。
余談としてトークで面白かったのが、山下監督の『ばかのハコ舟』に松江監督が木野花さんの息子役として出ていた、という話。っていうか、その頃からふたりは知り合いなんだ!とちょっと衝撃でした。