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愛しのアイリーンのmarutabatsuoのレビュー・感想・評価

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)
4.5
とんでもない傑作だった

ガハハと大笑いするたびに裏にある現実と哀しさに暗澹たる気持ちが湧き上がる。なんたる作品か。 田舎村の持てない中年男、結婚できず最後に向かったのはフィリピン女性のとお見合い。フィリピンからやってきた嫁アイリーンとの嫁姑珍道中的な大笑いストーリーの裏に……

お見合いという名の人身売買、フィリピン嫁に対する田舎ならではのストレートで強烈な差別心、嫁姑問題、そして性と愛と憎。この現実と複雑な感情をすべてすくい取って、笑いながら胸くそ悪いエンタメに昇華。アイリーンちゃんの笑顔がかわいくて哀しくて、たまらない

いろんな感情わくけど、何はともあれフィリピンパブ行ってくるべきかな。行ったことないけど。ババアしねー