ヒメアノ〜ルを観て、おおこれは、となった吉田恵輔監督の新作ということで、映画館へ。
ところどころ笑いはありつつ、
でも全体的には不快。超不快。
人によっては閲覧注意って言いたいくらい差別的な言葉も価値観もガンガン出てきます。
登場人物全員、誰も周りにいてほしくないし、誰にも感情移入できないし、好きにもなれない。
理解不能だし共感したいとも思わないが、見進めるにつれてそれぞれの人物の厚みと深みみたいなのが伝わってしまって、そうなるともう誰も責められない。
良しとされるわけでは絶対ないけど、悲しいかな人が時代と環境に抗うことなんてなかなかできない。
不幸ってこうやってできていくんだな。
安田顕さん、アイリーン役のナッツシトイさんの熱演もさることながら、木野花さんがこれだけ爆発される方とは恐れながら初めて知りました…。あっぱれ。
2時間超えの映画だけど、気づいたら終わってた。面白かった。
