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愛しのアイリーンのpatrickのレビュー・感想・評価

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)
4.1
ヤスケン目当てで軽い気持ちで鑑賞しにいったら、面食らってしまった。コメディ映画だと勝手に思ってたけど、コメディ映画の括りではなかったかな。といいつつ、コメディ要素はあったけど、笑っていいのか疑問に思うところが多かった。

この映画を一言で表現するのは難しいけど、愛がテーマの映画なのかも。

本作で出てくる登場人物は、みんな自分が愛したり愛されたり愛そうとしたりすることで酷い目にあったり、自分をコントロールできなくなっていた。

本作では愛をいろんな映画表現してたけど、愛ってどのように表現するのか難しいもんだなと改めて思わされた。

ヤスケン扮する岩男の発言中心に、めちゃくちゃなシーンが多くて単純に面白いんだけど、人身売買や売春、人種差別、古い村社会などなど、いろんな社会問題も考えさせられるので、観る価値はある作品。

この作品には、ヤスケンや木野花さんの名演の他に、フィリピン人2人の名演も目が離せないので注目。
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