パンク侍、斬られて候の作品情報・感想・評価

「パンク侍、斬られて候」に投稿された感想・評価

なきょ

なきょの感想・評価

3.0
原作未読で石井岳龍監督の作品見たくて鑑賞。
石井監督の好きなところはネーミングセンスが素晴らしいところなんだけど、この作品もネーミング良かった笑(石井監督が考えたのかクドカンなのか原作なのか知らんけど)

もっともっとカオスで意味不明な展開になるかと思って見てたら意外とちゃんとしててちょっと物足りなかったw
aika

aikaの感想・評価

3.0
記録用
しゅり

しゅりの感想・評価

3.5
正直よくわからなかった。なのに面白かったから不思議。
正直よくわかんない!それが、パンク魂ってやつなのか…?!
(血や花火の爆発の演出はちょっと苦手でした)
独特のグルーブ感のある町田康とクドカンは相性が良かったようで。

きっと観終わってポカーンとなった人も多そうな
ポストモダンSFパンク時代劇。

綾野剛は色気があり着物が似合っていた。
お猿さんも出てきてなんじゃこりゃ!なのだけれど嫌いじゃない、
というかむしろ好き。

監督は誰?と思ったら元石井聰互。改名されてたのにも驚き。
lemonsta

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3.6
意外にも原作に忠実だったし
意外にも面白かった
町田康(原作)のファンにはおすすめ。

観たこと自体を数ヶ月間忘れてた。
それぐらいのもん。
でもけっこう好き。
はる

はるの感想・評価

3.9
原作を読んだら、かなり映画が原作に忠実で驚いた。(ラストの方までかなり忠実だった。)
最後あたりの展開の意味のわからなさは、原作がそういう小説なのでしょうがない(?)。そういう味があるモノだと理解した。

クドカンのリズムの良さ、原作の現代風刺、かなり良い具合にミックスされていてバランスが良い。

このレビューはネタバレを含みます

小生は町田康さんが好きなのだけど、彼が直接的に生み出した音楽と文学、この二つの柱でしか語れないのであった。
物心ついた時から慣れ親しんで来た町田さんの小説が原作となる以上、町田さんの言語感覚と破調の美学を文字で捉えて楽しんで来た以上、映画はあくまで(言い方は悪いが)副次的なものになってしまうなあ、あんま重要じゃないか、なんて公開時は失礼なことを考えていたのだけど、そんなの杞憂である前に何の意味もなかった。

自らを「超人的剣客」と名乗る主人公の掛十之進(綾野剛さん)は、ある日黒和(くろあえ)藩の領内で、腹ふり党(新興宗教団体)の残党だと間違えて物乞いの男を斬り捨ててしまった。
そのことがきっかけで黒和藩のミッションに参加することになり、果てには黒和藩とネオ腹ふり党の戦争にまで参戦することとなる。
…って、一応間違ったことは書いていないはずなのだが、初めて作品に触れる人の立場に立って考えてみると、「腹ふり党って何やねん」と、奇妙奇天烈な語感と文字列に早速頭が処理能力の限界を越えて来る(町田さん好きの小生も今越えてる)。
この奇天烈かつ破天荒、斜め上のそのまた上から攻めて来るかのような町田康ワールドを、登場人物達の台詞や字幕、永瀬正敏さん―劇中では特殊メイクで猿将軍・大臼延珍(でうすのぶうず)に扮している―によるナレーションで説明かつ補完している。
そのためワンシーンで捉えるべき情報量こそ多くてブッ飛んではいるものの、それでもわりと丁寧にわかりやすく再現しているように感じたし、普遍的な「あるある」も垣間見られて、かなり直球で楽しめた。

城代家老・内藤帯刀(豊川悦司さん)と次席家老・大浦主膳(國村準さん)の犬猿の仲ぶりだったり、孫兵衛(染谷将太さん)の今時の若者ぶりだったり、スーパーパワーを持っているオサム(若葉竜也さん)の原始的な素直さだったり、さるまわ奉行所のお猿さんも芸達者で可愛かったり、ろん(北川景子さん)の美しさはスクリーンが締まるなと思ったり、「(人間キャラは)ほぼ全員ネジが外れてるけど、こういう人意外にいるよな」と思いながらも全員がキャラが濃くて面白かった(笑)
その中でも更にブッ飛んでたのが浅野忠信さん演じる茶山半郎(ネオ腹ふり党の党首)だな(※個人の感想です・笑)
浅野さんはシリアスな役もコミカルな役も行ける俳優さんだけど、そのコミカルサイドの魅力が炸裂していたし、ネオ腹ふり党の宣伝シーンのグルーヴとライブ感が凄まじかった(笑)
いい意味で「何だあれ」と思ったが(笑)、終盤の合戦シーンでもとんでもないグルーヴを感じたし、CG…というよりも「合成」感がトリッピー(もちろんバッド・トリップ)なシーンもあったし、全力で殺りに来ている印象がスクリーン越しに伝わって来た(笑)
ワンシーンワンシーン、ガチ攻めの感じがあったゆえ、逆にラストにかかる「Anarchy in the U.K.」を脱力状態で聴くことに(笑)

諦念とある意味自己弁護する力を合わせ持ちながら、俯瞰しているようでいて斜に構えている。堕落の美学。
映画として観て改めて、町田さんの感覚や人物描写が現代的、現代人的、イマドキだなということを知るのでした。
saku

sakuの感想・評価

3.2
町田康好きなので一応…と期待せずに観たので思ったより楽しめた
原作の面白さを実写で表現するのは難しい
2018.11.22@キネカ大森
《鬼才の止まない攻勢 ~石井岳龍・暴走の美学~》
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