このレビューはネタバレを含みます
夢を捨てきれずにズルズルと引き摺り続けるダメダメ元ロックンローラー中年男と、地下アイドルを辞めてシンガーソングライターを目指す女子の出会いと再生の小さな物語
冒頭、これは合わないヤツかな?と思いながら観始めましたが、シーンが現在に戻って、シェアハウス辺りからは普通に、そして後半は中々楽しめました。
桐生コウジさん、余り役者さんに詳しくないので、時々見かける冴えない(失礼!)脇役の人、位の認識でしたが、監督脚本主演との事で認識を新たにしました。
どうと言うこともない小さな物語で、凝った作りでもなく、さほど深みがある訳でもありませんが、逆に変に凝ったり奇を衒った作りではなく、今一つ先が読めない事もあり、楽しく観る事が出来ました。
バンド再結成、皆楽しそうなのが良いですね。ベンガルさんも良い塩梅でした。
ヴィランメンバー含め、皆新たな一歩を踏み出せる事が出来て良かったですね。
ラストの木杭打ち込みシーンは、今一つ伝わるものは無かったものの、印象的でした。