tetsu0615

トラさん~僕が猫になったワケ~のtetsu0615のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

多部未華子さんがとてもステキでした!
彼女の大ファンでございますのでもう素晴らしかった!
多部ちゃん、マジで可愛くて演技も上手くて最高ですね!
とにかくそこでした!!

………………

これでは映画のレビューになってないですかね笑
評価も甘めに付けておりますので、このレビューを万が一、いや億が一にでも目に止めた方、前半は読まなくていいですし、評価の点数も見なくていいです笑

ここから映画の内容、いきます

ギャンブルに溺れる日々を過ごしていた売れない漫画家の寿々男は不慮の事故で命を落とすが、あの世の裁判長の裁きにより一ヶ月の期限付きで猫として現世に戻されるが…

前述の通り、多部未華子さんの悲しみを伏せ、明るく笑顔で過ごす姿も家族に向ける優しい笑顔も、悲しみを爆発させる演技も全てが素晴らしいですし、北山さんもダメっぷりの部分から最後の家族への想いを吐露する場面などもとても良かったと思います。子役の方も良かったですね。

ちなみに原作は未読です。(みおわったあとに軽く調べましたが)

雰囲気はほのぼのという感じで劇的なことが起こるとかはない。
着ぐるみ姿の北山さんが言葉が通じないゆえに起こるクスッとした笑えるシーンとかもあり、そこを楽しめるかどうかで評価は変わるのかも。
正直、着ぐるみ姿で違和感のある場面というか受け入れられない部分もあったが、そこはファンタジーとして受け止められるぐらい。

旦那のダメっぷりが前半からダメダメで、猫になってからも大分後半になるまでダラダラしているので、旦那の改心するまでが性急というかカタルシス不足?
(今までそばにあったのに、近すぎたゆえなのか気づかなかったことに気づいたということなのかもしれないが)

正直に言えば、猫だから猫ゆえに猫ならではこそという部分はあまりなかったイメージ。
改心して、最後になにか残そうとしたという部分であれば、猫という要素を活かしていたかな?と言えば微妙か

あとは、最後の人間へ戻ったくだり。
ルール破り、掟破り、横紙破り過ぎて「え?いいの?」というのが正直な感想。
死んだ夫の強い気持ちがルールを越えて奇跡的に出来たことということかもしれないが、あまりにも反則じみてるというか、うん、厳しかった。

一ヶ月という短さ(原作は一年らしい?)映画という作品媒体に凝縮して納めるために削ったエピソードとかもあったのかもしれないが、正直旦那の急な改心っぷりにもう少し早くどうにかしようと思うだろうとか、どうにかしたいけど猫の姿じゃどうしても難しくてツラい…みたいなシーンがあればもう少しグッときたかもね。

ファミリーでまったりと見るのには向いてる映画だと思いますし、お子さんをお持ちの方などは見ているとグッとくるシーンもあるのではと思いますので、見てみる価値はあると思います。

とりあえず多部未華子さんファンは見てください!笑
tetsu0615

tetsu0615