MALPASO

来るのMALPASOのレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
3.0
中島哲也監督。
いつもエキセントリックで面白い作品を作る監督。今回は“最恐エンタテイメント”ということで、どんだけ怖いのか?期待しつつ。

前半、妻夫木&黒木の結婚エピソードが長過ぎて退屈。一部伏線となっていて回収されていくので、重要なんだけど長い。
言わんとしていること、話はわかりやすい。クライマックスの大規模な悪霊退治のお祓いが、これまでになくて面白いが、怖いと言うよりは笑ってしまった。

全体に心理的に怖く見せるのではなく、視覚的に怖く見せている。気持ち悪いけど、怖くないシーンばかりが続く。

以前は、日本のホラーのほうが、ハリウッドに比べ心理的に怖い見せ方は上手かった。「リング」や「呪怨」などが輸入されてリメイクされ、最近ハリウッドも上手くなった。最近だと「へレディタリー」とかも抜群に怖い見せ方をしている。この映画は逆を行ってる感じ。声を変えて目を光らしゃいいってもんじゃないよ。怖いのは人間ってのももう使い古された感じかな。

正直イマイチでした。
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