さっこ

来るのさっこのレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
3.4
怖いのが苦手な方も大丈夫です。
クライマックスはスペクタクルな感じ。




【以下、ちょっと怖い話】
映画本編とは関係ない話です。
もしかしたら原作者が元ネタとしている可能性はありますが…。

面白い話だと思うんで長いけど書いときます。
でも怖いかも知れないです(><)
あと呪いの話です。気にされる方は読まないでください。
↓↓↓

①予告編
予告編から、「※※※が来るよ!」なんて化け物の名前をピー音で伏せたりしてましたよね、この映画。
原作は化け物の名前まで入ってるタイトルなんだけど。

それで、自分は2000年代初頭に雑誌で読んだある対談を思い出した。
(なんの雑誌かは失念)


②ある対談
それは
超有名な小説家、京極夏彦と
鬼畜ライター村崎百郎(知らない人はググって)の対談だった。
数年後にわかるが二人は同じ高校の先輩後輩。(村崎氏は覆面作家だったから。村崎氏が2、3コ先輩)

(☆追記
書き忘れてました。二人は北海道出身です)

村崎百郎氏の地元では「言ってはいけない言葉」があったという。
それは化け物の名前で、もし※※※と口に出してしまうと、ソレがやってきて非常に良くないことが起きるんだそうだ。
夜中でもどこででも、その名前を口にするとソレはやって「来る」のだと…。
そのため、大人でもその名前は言わないらしい。

ナニが起きるのか…。
殺されちゃうのかな?
それとも不幸が起きるとかだったか…。
多分ナニが起きるのかは曖昧に語られてたと思う。
とにかく恐ろしいこと(やっぱり、死ぬ、だった気がする…)が起きるから絶対にソレの名前を言ってはいけない!
と教えられたそうだ。

同郷の京極夏彦は知らないようで興味深く聞いていた。
また民俗学的見地から、言ってはいけない、禁忌の言葉ってのはムラ社会などによくある、と話していた。

③高橋洋
この対談はいろんなことを話していたと思うが、上記の「禁忌の化け物の名前の話」はその中のごく一部である。

で、この対談の化け物のことがすご〜く気になってた自分は数年後、ネット社会となりつつあった頃、検索してみたわけです。
そしたらヒットした。
それは「リング」の脚本家高橋洋さんのホームページだった。
自分は高橋洋の大ファンで元々そのHPは見ていたんだが、BBSの過去ログにあった。

なんでも自分と同じく高橋洋もこの対談を読んで、言ってはいけない化け物に非常に興味を持ったらしい。
で、知り合いの知り合いにあたって
この雑誌の編集者、対談の場にいた編集者に話を聞くことができたんだそうだ。


④怖い人は読まないで!
高橋洋は化け物の名前を教えてくれ、
と頼んだそうだが、
編集者も恐ろしいので教えてはくれない。
そこをなんとか頼み込むと
以下のことを教えてくれたそうだ。


※※※は三文字である。

日本の出版社に同じ名前がある。

動物の名前が入る。


さらに高橋洋の見解として、
北海道の人間は、生活のためだから仕方ないが、熊をたくさん殺した。
その罪悪感から化け物の話がうまれたのではないか…。


以上、映画と関係ない話でした。
自分はその後、この名前を口にすることはできません(><)



一応書いときます。
村崎百郎さんは7年ほど前にひどい事件により亡くなったわけですが、もちろん本件とはなんの関係もないです。
さっこ

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