わざわざバケモンを駒として置いときながら
人間自身の凶々しさで ゾクゾクさせてしまう
この“スカシ”と“胸糞悪さ”が 思いっきり中島監督ワールド
理想と現実の乖離というか…
理想に囚われた現実に蔓延る
被害者意識による有害って部分の 正論を纏った悪意がねぇ
監督お得意の“時間軸遡り検証”で じっくり浮かび上がって
過去 現在 未来 全てにおいて 進行形で
”来る”んだよなぁ
MR.マリックで言うトコの “キテます”ってくらいにずっとね…
親族が一堂に会する法事や結婚式に パート先や保育園といった何気ない日常に宿る憎悪
そんな怨念が渦巻けば 十分にバケモンだし
ある意味じゃ ホントのバケモンの方が 子供の感情をちゃんと汲み取ってるようにも…