割と好きかも。さっぱり系ホラーだけど裏の人間ドラマが中々よく練られていて面白かった。ストーリーに緩急が効いてて、青木崇高のくだりとかめっちゃ好きだった。
あれは弱みに付け込む類の存在であること。そして助かるには痛み感じる(=弱みと向き合う的な？)こと。だから弱さと向き合う鏡と、痛みの象徴の刃物を嫌うのか？くらいの所までは考えたんだけどね、最後でぐっちゃぐちゃになってよく分からんかった。
妻夫木聡と黒木華から岡田准一と小松菜奈へ移りゆく家族をテーマにしたストーリーラインへあれを噛ませ犬として使ってしまった分、あれの定義がよく分からなくなって終わった感。
まあ、演出が難解なのはいつも通りだし、トータルでは結構楽しめた。あと、何故かこれがクリスマス映画というね…。ホームドラマだからでしょうか。
