牛猫

来るの牛猫のレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
3.1
強大な力を持つ悪霊に狙われた家族と、それに立ち向かう霊媒師たちの戦いを描いた話。

原作は未読。
良くも悪くも中島ワールド全開の映像と、厭らしい人物描写がクセになる引きの強い作品だった。

従来のジャパニーズホラーのようなじわじわした怖さはないけど、血や虫が嫌いな人は要注意。嫌という程でてきて正直参った。

主要キャスト陣の演技はいずれも素晴らしかったし、柴田理恵をはじめとする脇役のキャラクターもたちまくっていて面白い。

ホラー映画としてみたら50点くらいだけど、除霊エンターテイメントとしてみたら100点。

独特な世界観と映像が売りの監督だと思うので、ラストはもっと派手なバトルがあっても良かったかも。

とはいえ、2時間以上の尺が短く感じるくらいには楽しめたので、映画館で観る価値はあると思う。
牛猫

牛猫