ホラーからのリアル血祭り。
良い映画とかそういう話ではなく、シンプルに面白い映画だった。
もしかしたら本当にまともな人間なんてこの世に１人もいないんじゃないか？って思ってしまうほど、この映画に出てくる人間は全員何かが欠けていて、ホラー映画っていうよりはイヤミスっぽい雰囲気があった。人間の軽薄さがとってもリアルで素敵。
確かに「あれ」が迫ってくる描写は怖いんだけれど、後半のお祭りシーンはもはやSF映画みたいな盛り上がり方。リアル血祭り。
オムライスの国っていうのはあのシーンの隠喩だったりするんでしょうか、、プルンプルンて、、そんなオムライスある、、？
総じて脚本が好きっていうよりは役者さんのお芝居がよかったなあっていう印象。
まともに見える空っぽな男の役が妻夫木聡以上にハマる役者はきっといないし、自分がないようでめちゃくちゃある女の役が黒木華以上に似合う役者もいないと思う 。
個人的MVPは黒木華ちゃんとあの沖縄おばあちゃんズ。好きだおばあちゃんたち。黒木華ちゃんは何と言っても靴のシーンが最っ高だった。あんなもんだよな人間なんて、って腑に落ちた。
そのくらいお芝居が素晴らしかった！
見てよかった！！
