Keitan

来るのKeitanのレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
3.6
『ホラーのふりした現代社会の闇のお話

20191011 105
公開時から気になっていたが劇場に行くことはなくやっとレンタルで視聴。
思ったよりも当時の評価が低く気になっていたが見てみた感想は「いいじゃん‼︎」だった。
原作は未読だが普通にホラーものとしてもゾクゾクするし、そもそもこの映画はそんなホラーを描きたいんじゃなく現代の色んな問題がテーマになっていたと感じた。
虐待を受ける子供、表面的な幸せをブログにあげて「いいね」を欲しがる夫や、育児放棄の妻、それにつけ込む男たちなど。
結局、怪物の正体は明かされず。現代の闇が産み出した何か?が、この物語の怪物の正体であると感じた。
ところで、出演の役者さんはみんな最高ですね。序盤の妻夫木くんの上っ面な演技や、カワイイともてはやされる黒木さんにチョットだけ違和感があったのですが、その後の裏の顔が露わになる展開に向けての演技だっのですね、と改めて感心しました。小松菜奈ちゃんのキャラとメイクもアリだと思いました。
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