妻夫木聡と黒木華が抜群に良かった。本当に最低すぎて最高。というよりも、出て来るキャラクターが全部どこかがずれてて良い意味で気持ち悪いのが良い。伊集院光と柴田理恵も好きだった。割とスタンダードなホラー映画だとは思うんだけど、なんというか色の使い方が妙にポップで独特だった。毒々しいさもあるんだけど、何かどこかファンタジーっぽいというか。全編通して緊張感があるんだけど、所々に急にスコッと抜ける場面があるのも面白い。ラストのシーンはすごく笑った。ストーリーやメッセージ性に関してはあまりピンとこなかったけど、今までに観た事のない感覚のホラー映画で、ホラーがあまり得意ではない自分でもエンタメ作品として楽しめた。最後まで比嘉琴子が松たか子がだと気づかなかった事は内緒。
